パリ五輪ボルダー&リード準決勝、リード競技
安楽宙斗1位通過、楢﨑智亜はまさかの敗退

文=北山 真 写真=Alastair Lee

パリ五輪スポーツクライミング3日目、準決勝のリード競技が8月7日に行われた。

ルートは中間部に黒の縦長ハリボテが連続する部分があり、ここの手順が第一関門となった。多くの選手がフォールしたが楢﨑智亜もこのトラップに引っかかってしまった。

そこから足場のないトラバースセクションが続き、最上部へ。ここで、東京五輪の覇者、スペインのアルベルト・ヒネス・ロペスが実力を発揮、最高到達点をマーク。僅差でアダム・オンドラ、トビー・ロバーツ、安楽宙斗が、続いた。ボルダーで15ポイントのアドバンテージがあった安楽が合計ポイントでも2位に大きな差をつけ1位となった。

決勝は8月9日(金) 17:15(日本時間)から行われる。

1 安楽宙斗(JPN) 137.0(B 69.0/L 68.0)
2 トビー・ロバーツ(GBR) 122.2(B 54.1/L 68.1)
3 アダム・オンドラ(CZE) 116.8(B 48.7/L 68.1)
4 アルベルト・ヒネス・ロペス(ESP) 100.7(B 28.7/L 72.0)
5 ヤコブ・シューベルト(AUT) 98.8(B 44.7/L 54.1)
6 ポール・ジョンフト(FRA) 91.1(B 34.1/L 57.0)
7 コリン・ダフィー(USA) 87.9(B 33.8/L 54.1)
8 ハミッシュ・マッカーサー(GBR) 79.3(B 34.2/L 45.1)
  – – –   
10 楢﨑智亜(JPN) 66.5(B 54.4/L 12.1)

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