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村井隆一、マジックウッドで2本の8C/V15に成功
村井隆一が7月4日、スイス・マジックウッドのPractice of the Wild 8C/V15を登った。
トライは3日間。2004年クリス・シャーマ初登の課題で、フォンテーヌブローのThe Big Islandと並び最も多くの再登者をむかえている8C課題である。
その再登者はタイラー・ランドマン、ダニエル・ウッズ、アダム・オンドラ、カルロ・トラヴァーシ、ジミー・ウェッブ、ナーレ・フッカタイバル、アンソニー・グルステン、マーチン・ストラニク、竹内俊明、デイヴ・マックロード、ガブリエル・モロニ、バティスト・オメッツ(SUI)、ダーヴィト・フィルネンブルク(GER)。
村井は第15登と思われる。
さらに村井は2日に登ったRemembrance of Things Past V14のロースタートIn Search of Time Lost V15(ダニエル・ウッズ初登)にも5日に成功した。
こちらの再登は少なく小山田大、カルロ・トラヴァーシ、タマーシュ・ズパーン(HUN)、村井のみ。
「ついにIn search of time lost(8C)登れました。これは3日前に登ったRemembrance…(8B+)に3手(8Aくらい?)を追加するラインで、ムーブ自体は既に出来ていたのであとは岩のコンディションが整うのを待つ段階でした。
この日はルーフの抜け口まで一切染み出しがなく、最高のコンディションでした!
それでも抜け口の核心の薄いカチにかき込みながらデッドするムーブはかなりキツく、なぜ足が残っているのか自分でも分かりませんでした。
ルーフでのVXiは本当にヤバいです。また、パワーとエンデュランスの両方が求められるこの課題に対して塩原でのクライミングがかなり効いている実感がありました!
それから、テクニカルなヒールが何度も求められるIll Thrill(8B+)も登れました。ヒール好きな自分にとって以前から惹かれていた課題で、結晶に引っ掛ける感じのヒールはアナサジベルクロとの相性が最高でした。
これで今ツアーでのティックリストは全て登ることが出来ました。残りの3日間も楽しみたいと思います」