ノア・ウィーラー、Return of the Sleepwalker (V17) 第3登

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訳=羽鎌田 学

2024年12月30日、米国人ボルダラー、ノア・ウィーラーが、ネバダ州レッドロックス、ブラック・ベルベット・キャニオンにあるReturn of the Sleepwalker(V17)の第3登に成功した。これは、12月上旬にナサニエル・コールマンがコロラド州サンダー・リッジにあるNo One Mourns the Wicked(V17)を初登したと報じられてから間を置かずして届いたビッグニュースだ。ノア・ウィーラーは1カ月ほど前の11月下旬には、ニューヨーク州ガンクスでThe Big Bad Wolf(V15)を第2登している。

Return of the Sleepwalkerは、2018年12月にジミー・ウェッブが初登してV16としたSleepwalkerに、3年後の2021年3月にダニエル・ウッズが6ムーブからなるV13のシットスタートを追加し、世界で2本目のV17として初登した課題である。2024年2月にはウィル・ボシが第2登を達成している。

ノア・ウィーラーは、ほぼ1年前の2024年1月には5セッションでSleepwalker(V16)を再登。そして同年8月には、やはりV16のInsomniacを完登。遡って前年の2023年11月には、コールマンが初登したNo One Mourns the Wicked(V17)のスタンドスタート版であるDefying Gravity(V15)を第3登。また2022年には、コロラド州ロッキー・マウンテン国立公園でPaint it Black、同州マウント・エヴァンスでDelirium、ユタ州ジョーズ・バレーでSound of Violenceという3本のV15課題を登っている。

これで過去数カ月の間に3人の米国人がV17を登ったことになる。先ずはShaolinを初登し、Alphaneも再登したショーン・ベイリー、続いてNo One Mourns the Wicked初登のナサニエル・コールマン、そして3人目が今回Return of the Sleepwalkerを第3登したノア・ウィーラーである。

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