亀山凌平、The Big Island 8C/V15にも成功

写真=中村拓哉

フォーンテーヌブローで、3日にJour de Chasse 8Cに成功したばかりの亀山凌平が7日、今度はThe Big Island 8Cを登った。トライは5日間。2013年には中島徹が成功している、ロングリーチで名高い超有名課題である。

「今まで登れた課題の中で一番の達成感です!今回フォンテーヌブローに行けることが決定した時から一度は見たいと思っていた課題でした。ブローでも特に有名なこの課題。圧倒的なムーブの距離感があり、出来るかどうかは実際に行ってみないと分からない状態でした。それでも、ツアーの数ヶ月前から「もし届くなら……」と目標にはしていました。実際にbig islandに到着して1番遠い1手を探ってみると本当にギリギリながら届くことが分かったものの、手を出す瞬間は顔を横に向けていないと岩にぶつけるレベルでした。届くだけでパツパツ過ぎで、トライ1日目と2日目は1つのムーブを安定させることすら出来ず、ツアー中にこれ以上のトライするべきなのか心底迷いました。ツアーも半分を過ぎ、別の課題を打ち込もうと考える一方で、もう一度だけ体力を万全にして挑もうと思い直し、レスト開けにトライしてみました。その日は以前よりもブローの砂岩に慣れ、ヒールを使った押さえ込みが強くなったのかムーブが連続して起こせるようになり、可能性を一気に感じました。そして、ついに今日登ることができました。全く可能性を感じない状況から、ひたすら打ち込むことで完登まで繋げらたことは本当に嬉しいです。遠いアプローチを何度も往復し、長いトライ時間を見守って貰った由井さん、中村さんには感謝です。日本からの応援もありがとうございます」

同一カテゴリの最新ニュース