リードワールドカップ・シャモニー、是永敬一郎、波田悠貴が表彰台へ

文=北山 真  写真=小澤信太

7月12日、13日、リードワールドカップ2017第2戦がフランス・シャモニーで開催された。日程が通常のワールドカップと違い週末でないのは、ファイナルを7月14日の建国記念日(パリ祭)の前夜祭として行うため。


毎回多くのギャラリーを集めるシャモニー大会

男子予選は前代未聞のやさしめのルートとなり、ルート1では大量46名が完登、ルート2の完登が23名であったのでなんとか予選通過者は定数で治まった。

女子予選も多少やさしめでそれぞれ6名が完登、両完登はヤーニャ・ガーンブレッ卜、キム・ジャイン、ジェシカ・ピルツ、アナーク・ヴェルホーヴェンの4名だった。

男子セミファイナルは一転して厳しい内容となり完登者なし。是永敬一郎が2位、波田悠貴が5位でファイナルに進んだ。藤井快は惜しくも1手の差で9位となった。

ファイナルの是永敬一郎


ファイナルの波田悠貴

女子セミファイナルはヤーニャがただ一人完登ということで、ノーマルなグレードであったようだ。

ファイナルはまたしても男女ともやさしすぎる内容となった。男子はロマン・デグランジュ、マルチェロ・ボンバルデイ、是永、波田のなんと4名が完登、カウントバックとタイムで順位が決定された。


男子表彰

女子もヤーニャ、ジャイン、アナークの3名が完登、カウントバックで順位が決定した。


女子は今回もヤーニャが優勝

毎回不安定な天候に悩まされるこの大会であるが、今回はそれ以上にルートセットに問題ありの大会であったといえよう。

決勝リザルト

男子

1 マルチェロ・ボンバルディ ITA
2 是永敬一郎
3 波田悠貴
4 ロマン・デグランジュ FRA
5 ロイック・ティメルマンス BEL
6 ショーン・マッコール CAN
7 ステファノ・ギゾルフィ ITA
8 ユバール・シェムラ ISR
――
9 藤井 快
25 樋口純裕
34 清水裕登
43 野村真一郎
52 中野 稔

女子

1 ヤーニャ・ガーンブレッ卜 SLO
2 キム・ジャイン KOR
3 アナーク・ヴェルホーヴェン BEL
4 ティナ・ヨンセン・ハフソース NOR
5 ジェシカ・ピルツ AUT
6 ジュリア・シャヌルディ FRA
7 ミア・クラムプル SLO
8 イェヴゲ二ヤ・カズベコバ UKR
――
17 大田理裟
36 戸田萌希

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