ボルダリング競技終了 日本チームはメダル9個の快挙:世界ユース選手権

文=北山 真 写真=Eddie Fowke/IFSC

8月30日~9月10日という異例の長い日程となった今年の世界ユース。参加者の増加に加え今年は、通常の世界ユースに加え、来年ブエノスアイレスで開催されるユースオリンピックに向け、3種複合(コンバイン)競技を行う2日間が加わったため、この長丁場となった。

会場はこの大会がこけら落としとなったインスブルックのクレッターツェントルム。世界最大規模のクライミング施設だ。

ボルダリングは30日~3日で、ユースA、ジュニア、ユースBの順に行なわれた。
男子ユースA決勝では、イタリアのフィリップ・シェンクが別格の強さを見せた、2位となった土肥圭太が4完登に11アテンプトを要した4課題を、すべて一撃したのだ。

女子ユースAでは、世界ユースではこれまで負け知らずの白石阿島が、やはりただ一人の4完登で優勝した。

男子ジュニアではワールドゲームズで優勝、ミュンヘンで5位、アルコ(リード)で4位と好調を維持している緒方良行が3完登で優勝。楢崎明智も3完登で2位に入賞した。

女子ジュニアはアメリカ勢がワンツーを決めた。

女子ユースBでは日本が大健闘、表彰台を独占した。伊藤ふたばは予選から全12課題を完登しての優勝であった。

男子ユースBでも日本は強く、川又玲瑛の優勝を筆頭に、3位、4位に入賞した。

リザルト

男子ジュニア

1 緒方良行
2 楢﨑明智
3 ヤン-ルカ・ポッシュ(AUT)
――
11 原田 海
17 中上太斗

女子ジュニア

1 クレア・バーファインド(USA)
2 マヤ・マダー(USA)
3   ヨハンナ・ホルフェルト(GER)
――
10 田嶋あいか
14 高田こころ

男子ユースA

1 フィリップ・シェンク(ITA)
2   土肥圭太
3   田嶋瑞貴
――
39 田中修太
69 中島大智

女子ユースA

1  白石阿島(USA)
2   ルイザ・エメレヴァ(RUS)
3 ブルック・ラブトゥ(USA)
――
23 中村真緒
59 小島果琳

男子ユースB

1 川又玲瑛
2   セミョーン・オフチンニコフ(RUS)
3 抜井亮瑛
――
4 西田秀聖
10  竹田 創

女子ユースB

1  伊藤ふたば
2  菊地咲希
3  谷井菜月
――
7 森 秋彩

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