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アダム・オンドラ、ドーンウォールの最難2ピッチに成功
2016年11月19日、ビョルン・ポール-UKC 訳=羽鎌田学
前日18日には悔し涙を呑んだアダム、気分一新で再挑戦。そして全ルート中最難の第14ピッチの5.14dと、続く第15ピッチの5.14c/dを素早く手中に収めた。今、彼とルート完登の間に立ちはだかるのは、第16ピッチとルート後半の残りのピッチ。
最難の2ピッチ成功後アダムはInstagramに次のように書き込んだ。
「雲上の5.14d! 夢のような午後だった。神経を集中させ、気分を静める。とはいえ、心はクライミングを楽しむようにセット。軽くウォーミング・アップしてからの最初のトライで14ピッチ目(5.14d)をゲット。その後、暗くなるのを待ち、15ピッチ目(5.14c/d)へ。初回トライはピッチ後半で痛恨のフォール。でも再度挑戦する余裕あり。そして2度目で無事登ることができた。しかし指皮が痛く、今夜このまま登り続けるのは断念。続きは明日がんばるよ!」
第16ピッチは、ケビン・ジョージソンが登ったダブル・ダイノがある5.14cのピッチと、トミー・コールドウェルが登ったクライミングダウンしながらダイノを迂回する5.14aのループ・ピッチという2つのオプションがあるが、アダムは後者のバリエーションを選択することだろう。
そして続くピッチは5.14a。その後はルートの終了点まで、2本の5.13dを含んだ14ピッチが彼を待ち構えている。