登山道整備や間伐作業を体験! 姉妹サイト「MtSN」が檜原・都民の森隣接地で9月12日に体験イベントを開催

小社が運営するウェブサイト「MtSN(マウンテンスポーツネットワーク)」では、東京チェンソーズ協力のもと「山の体験シリーズ《東京・檜原村の山をつくる》第2回間伐体験編」を開催する。

6月6日に開催した作業道づくり体験に引き続いて開催する本シリーズは、MtSNが「”山に登って楽しい”だけではない山の魅力」を伝えることをテーマに、登山道から外れた山の自然はどうなっているの? 誰が整備しているの? といった疑問に答えるイベントとなっている。

次回、9月12日(土)の開催場所は、東京都檜原村にある檜原・都民の森隣接地。この付近には、管理されることなく放置された森林があり、今回のイベントでは、その放置林の間伐(かんばつ)作業を体験する。

現在、参加者を募集中。参加希望の方は、下記の応募方法を確認して申し込もう。

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■MtSNイベント 山の体験シリーズ《東京檜原村の山を作る》 第2回・間伐体験編 開催概要

開催日: 2015年9月12日(土)
申し込み締切: 2015年8月28日(金)
集合: 9:45 東京都檜原村「都民の森」バス停
終了: 16:00 「都民の森」バス停で解散
参加費: 5000円(税込/講師料、イベント保険代、昼食代含む)
定員: 50名(先着順、最少催行人数30名)
服装・持ち物: 汚れてもよい動きやすい服、運動靴、軍手、タオル、飲み物
主催: 山と溪谷社/マウンテンスポーツネットワーク(MtSN)
協力: (株)東京チェンソーズ

※荒天の場合は中止の場合も。参加者には前日までに決定して連絡する。
※参加における注意事項は、MtSNのウェブサイトを参照。

≫ 申し込みはこちらから


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左/木の根元近くに切れ込みを入れる。右/木を倒すためにロープで引っ張る(写真提供=東京チェンソーズ)

■間伐の必要性

日本の山は、戦後、木材の供給源としてスギやヒノキの植林が進み、管理されていた。しかし、それらの多くは現在、人の手が入らず細い木が密生した放置林となっている。このまま放置しておくと、密接する木々により地面に十分な光が届かず、豊かな森へと育つことができない。また、本来あるはずの保水力も発揮できず、災害発生のリスクも高くなる。

間伐とは、密生した木々を間引くことをいい、太くて長い、真っ直ぐな木を育てることを目的としている。木と木の間に空間ができることで、地面にまで光が届き、豊かな植生を育む森となる。また、光や風が適度に入る、見た目にも気持ちのよい森林をつくることができる。

■当日行う作業はどんな感じ?

3、4人で1グループとなり、木を伐採。ノコギリとロープを駆使し、グループで協力しながらの作業となる。

伐採作業ステップ
(1)講師(東京チェンソーズスタッフ)が、間引くべき木を選木(せんぼく)し、倒す方向を定める。
(2)木を倒す方向にノコギリで切れ込みを入れる。この時、倒しやすくするために、木にロープをかけることもある。
(3)先に入れた切れ込みの反対側を、ノコギリで水平に切り込むことで木が自然に倒れていく。倒れない場合は、木にかけたロープを引いて倒す。
(4)最後に倒した木の枝を打ち払い、適度な長さの丸太にすることで作業終了。

■お問い合わせ
山と溪谷社 イベント事業部
TEL03-6744-1918
(担当=奥村・菅沼)

■関連リンク
マウンテンスポーツネットワーク(MtSN)
http://www.mtsn.jp/

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