是永敬一郎、ついに金メダルを手にする!リードW杯第7戦

文=北山 真 写真=小澤信太

10月14、15日、中国・シアメン(アモイ/厦門)でリードワールドカップ第7戦が行なわれ、男子で是永敬一郎が優勝した。


金メダルを手にする是永敬一郎

初出場した2012年印西大会から5年、これまでの自己ベストは昨年のヴィラール、今年のシャモニーの2位であった。男子のリードワールドカップ優勝は2014年ブリアンソンの安間佐千以来のこと。平山ユージ、安間に続く3人目の快挙である。

大会は悪天候にみまわれ、予定はめまぐるしく変化した。セミファイナルは大きく中断し、一時はファイナル中止との情報も流れた。選手がモチベーションを維持するのは難しかったであろう。そんな状況も、常にマイペースの是永に味方したのかもしれない。楢崎智亜は2戦連続2位に入賞した。

女子も大幅に日程は変更され、セミファイナルは中止。26名を行なう時間はなく、予選両ルート完登の13名が出場という、異例のファイナルが行なわれた。

年間ランキングトップであった、ロマン・デグランジュがまさかの22位となり、ステファノ、是永、3名のポイントはかなり近くなったが、以前ロマンの可能性が高い。
女子もアナク・ヴェルホーヴェンが優勝しヤーニャ・ガーンブレッ卜が3位となったので、こちらもポイントは近くなったものの、最終戦を待たず、これまでに5勝しているヤーニャの年間チャンピオンが決定した。

リザルト

男子

1 是永敬一郎
2 楢﨑智亜
3 パン・ユーフェイ(CHN)
――
6 藤井 快
11 樋口純裕
15 緒方良行
16 波田悠貴
29 野村真一郎

女子

1 アナク・ヴェルホーヴェン(BEL)
2 白石阿島(USA)
3 ヤーニャ・ガーンブレッ卜(SLO)
――
6 野口啓代
10 大田理裟
11 小武芽生

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