ジャパンカップ2014長崎、大田理裟・松島暁人が優勝

6月7日、8日、長崎県大村市において第28回となるリードジャパンカップが開催された。

女子予選は大量21名が完登、さらに26位タイが6名となり31名がセミファイナルに進んだ。男子予選は樋口純裕、清水裕登、松島暁人の3名のみが完登、こちらも26位タイが3名いて28名が通過した。

男子セミファイナルはさらに難度は増し、かつトリッキーなルートとなった。完登は松島と波田悠貴のみ。女子も一転して正確なムーブを要求される厳しいルートで完登はなし。義村萌が最高到達点をマークした。

ファイナルは女子から。中間部で左の壁から右の壁に移動するという凝った内容だ。ここで本命大田理裟が気迫にあふれたクライミングを展開、2位の吉村に大差をつけ優勝した。

男子はその逆のラインで、右の壁から左の壁にトラバースする。清水裕登が無駄のない登りで最上部に達する。最後に本命松島が登場。清水と同成績となりカウントバックで優勝を手にした。

予選、セミともに時間切れとなってしまったが、小学5年生の森秋彩(あい)は今後が期待される。あと1割増のスピードで登ることができれば、確実に決勝進出していたであろう。ちなみに森は2012年のアルコジュニアで優勝している。(北山)

■男子
1 松島暁人
2 清水裕登
3 樋口純裕
4 中野 稔
5 波田悠貴
6 島谷尚季
7 野村真一郎
8 羽鎌田直人
■女子
1 大田理裟
2 義村 萌
3 水口 僚
4 錦織美里
5 菊沢 絢
6 廣重幸紀
7 原田朝美
8 大澤咲子

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男女1~3位

20140610_lead_shimizu
ファイナルの清水裕登


ファイナルの義村萌

将来が楽しみな森秋彩

写真:北山真

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