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アメリカのブラッド・ゴブライト、懸垂下降中の事故により墜落死
文=北山 真
2019年11月27日、ヨセミテを中心に活躍していたアメリカのブラッド・ゴブライト(31)が、メキシコ、エル・ポトレル・チコにあるエル・センドロ・ルミノソ(5.12d 15ピッチ 500m)で同時懸垂下降中、いわゆるロープのすっぽ抜けで墜落死した。
ゴブライトは2017年10月、ジム・レイノルズとともにヨセミテ エル・キャピタン ノーズの当時のスピード記録を2時間19分44秒の記録で更新(翌年トミー・
米国「ROCK AND ICE」の記事によると、ゴブライトはエル・センドロ・ルミノソの7ピッチ目をパートナーと共に同時懸垂下降中、ロープの末端から抜けてしまい、5ピッチ目のレッジに激突。パートナーはレッジにとどまり、一命をとりとめたものの、ゴブライトはそのまま転落。ロープの末端処理は行われていなかったようだ。
同時懸垂下降は、2本垂らしたロープの1本づつに二人がぶら下がり、
ゴブライトの親友でもあるアレックス・オノルドが、自身のInstagramでゴブライトの死を悼むコメントをしている。
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