スポーツクライミング日本選手権リード競技大会2017。女子は野口啓代が6度目の優勝、男子は中野稔が念願の初優勝(2)
決勝ルート、クロスでのテクニカルなムーブ
男子準決勝は中野、緒方良行(19)、是永敬一郎(21)の3人が完登。加えて2016年のボルダリングの世界覇者・楢崎智亜(20)らが決勝へ進んだ。実力が拮抗し、だれが優勝してもおかしくない状況のなか、決勝は各選手とも序盤から手こずる難課題。中盤あたりで力尽きる選手が続いたが、2位に入った楢崎は持ち味のスピーディかつダイナミックな登りで難所を突破した。さらに到達高度を一手進めて勝利をものにしたのは中野。8分の制限時間をめいっぱい使い、難所のムーブも的確に修正しながら、慎重で丁寧な登りを見せた。粘りに粘った魂の登りに、会場は大いに沸いた。
スポーツクライミング日本選手権リード競技大会201 リザルト
◇男子 >>全選手順位 pdf
1 中野 稔(広島県)
2 楢﨑 智亜(栃木県)
3 波田悠貴(埼玉県)
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4 緒方 良行(福岡県)
5 沼尻 拓磨(茨城県)
6 是永 敬一郎(埼玉県)
◇女子 >>全選手順位 pdf
1 野口 啓代(茨城県)
2 大田 理裟(山口県)
3 森 秋彩(茨城県)
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4 伊藤 ふたば(岩手県)
5 田嶋 あいか(三重県)
6 小林 由佳(茨城県)