サーシャ・ディジュリアン&カルロ・トラバーシ、アイガー北壁のフリールート完登

アメリカのサーシャ・ディジュリアンとカルロ・トラバーシの異色ペアがアイガー北壁の右端にあるフリールート、マジック・マッシュルーム(5.13a 20ピッチ) をオールフリーで完登した。

7月~8月間を各ピッチの解明に費やし、8月28日に上からラッペル(懸垂下降)をしてルートの状態を最終確認し、3日間をかけてワンプッシュのオールフリーで完登している。

このラインは 2007年にロジャー・シャーリとクリストフ・ハインツのペアが開拓した 600m のラインで、西陵にあるマッシュルーム状のピナクルに突き上げることよりこのルート名がついている。しかしながら、彼らはオールフリーでは登っておらず、困難な上半部は 2009年にステファン・シーグリストとラルフ・ウィーバーのペアがフリーで登っているものの、 全ピッチがオールフリーで登られたのは今回が初めてとなる。

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