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キョーリン製薬グループpresentsボルダリングジャパンカップ2014開催される
2月22日、23日、東静岡のボルダリングジム・クライミングJAMにおいて、第9回となるボルダリングジャパンカップが開催された。
女子は、9連覇がかかっている野口啓代が予選5課題をすべて一撃。三上智子と野中生萌が5完登で続いた。セミファイナルで野口は4課題を6トライで完登、三上も11トライながら同じく4完登と大健闘。野中も3課題を一撃し続く。しかしふたりの追従もここまで。決勝ではほとんどの課題を野口は余裕を持って完登し、楽々と勝利を手にした。
男子はBJC男子のジンクス「同じ選手のニ度の優勝はない」をだれが破るのか、またそのジンクスは続くのかが注目された。本命と目される4名、杉本怜、藤井快、堀創、安間佐千のうち、杉本か藤井が勝てば、ジンクスは守られ、堀か安間が勝てば、ジンクスは破られることになる。
しかし、そんな本命予想にまったく名前があがらなかった男が、栄冠を手にすることになる。山内誠はセミファイナルをたったの1完登ながら通過した。しかも1完登3トライが3名いる中ただひとりボーナスポイントが上だという僅差、他の5名の進出者はすべて2~4完登である。
このまさに千載一遇のチャンスを逃さなかった山内。ファイナルでは見ているものが圧倒されるような気迫の16トライの結果は、ただ一人の4完登という結果であった。
(文=北山 真 写真=山本浩明)
[男子]
1 山内 誠
2 杉本 怜
3 藤井 快
4 堀 創
5 安間佐千
6 千本木洋介
[女子]
1 野口啓代
2 小田桃花
3 小林由佳
4 三上智子
5 小武芽生
6 野中生萌