リードワールドカップ第4戦ブリアンソン 安楽宙斗、ヴィータ・ルーカンが初優勝

文=北山 真 写真=小澤信太

リードワールドカップ2023第4戦が7月14日、15日、フランス・ブリアンソンで開催された。パリ五輪出場選手選考となる世界選手権が目前ということで、多くの有力選手が欠場することとなった。日本人は特に男子の活躍が目覚ましく、決勝進出者8名中7名が日本人。これはおそらく新記録であろう。女子も久米乃ノ華と谷井菜月の2名が決勝に進んだ。

男子決勝では緒方良行、吉田智音、本間大晴が上部に達するものの完登はならず。そして最後に登場したのは安楽宙斗。3名が落ちたポイントも楽々と切り抜け最終局面へ。余裕のあるムーブで最終ホールドをガッチリと掴み、4戦目にしてみごと初優勝した。

初優勝となった安楽宙斗、年間ランキングでも1位に躍り出た

2位は本間大晴


3位は吉田智音

女子決勝。数多くのスロベニア女子の中で中堅といえるヴィータ・ルーカンが最上部に迫る。谷井は下部のダブルダイノで失敗。久米を含む3名が上部に達するもヴィータのポイントの2手下まで。ヴィータの初優勝が決定した。

4位に入賞した久米乃ノ華


女子優勝のヴィータ・ルーカン

男子表彰台

女子表彰台

男子

1 安楽宙斗
2 本間大晴
3 吉田智音
4 緒方良行
5 小俣史温
6 樋口純裕
7 ハンネス・プーマン SWE
8 上村悠樹
―――――
11 鈴木音生
12 百合草碧皇

女子

1 ヴィータ・ルーカン SLO
2 エリシュカ・アダモフスカー CZE
3 マノン・イリー FRA
4 久米乃ノ華
5 モリー・トンプソン・スミス GBR
6 カミーユ・プジェ FRA
7 マルティナ・デメル GER
8 谷井菜月
―――――
17 平野夏海
19 中川 瑠
25 小池はな
33 柿崎未羽
43 大田理裟

 

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