ボルダリングワールドカップ第2戦ソウルで、日本人男子が表彰台独占

文=北山 真 写真=IFSC

2022年5月7日、8日、韓国・ソウルで開催されたボルダリングワールドカップ第2戦で、男子は決勝6名中5名が日本人という快挙を達成。さらに表彰台を独占した。

8日の女子準決勝ではナタリア・グロスマンとカミラ・モロニが全4完登。そして今シーズンから初参戦の青柳未愛(18、東京)が3完登で4位という好成績をあげた。野中生萌は2完登で8位、伊藤ふたばは1完登で15位だった。

男子準決勝には日本人9名中8名が進出。楢﨑智亜、藤井快が3完登でワンツー。さらに2完登で楢﨑明智、土肥圭太、緒方良行が続き、決勝6名中5名が日本人という結果となった。

女子決勝ではナタリアが安定した実力を発揮、ただ一人の全4完登で優勝した。青柳は完登こそなかったが3課題でゾーンを獲得、経験不足が見うけられたものの、大健闘と言って良いであろう。


さらに安定度が増した感があるナタリア

男子決勝は日本人同士の鮮烈な戦いとなった。最後は楢﨑智亜vs藤井の一騎打ちとなったが、アテンプト1という僅差で藤井がこれを制した。


初戦6位の出遅れを取り戻した藤井

初戦1位、第2戦2位、好調を続ける楢﨑智亜

全体に課題が内容、見た目ともに非常にオーソドックスで、いささか物足りない印象だったが、リザルトを見れば妥当な設定だったと言わざるを得ないだろう。

女子

1 ナタリア・グロスマン USA 4t4z 7 5
2 オリアーヌ・ベルトーヌ FRA 3t4z 5 5
3 ブルック・ラブトゥ USA 3t3z 6 5
4 スターシャ・ゲヨ SRB 2t4z 3 13
5 カミラ・モロニ ITA 1t2z 6 8
6 青柳未愛 JPN 0t3z 0 4
     
8 野中生萌    
15 伊藤ふたば    
28 倉 菜々子    
38 菊地咲希    

 

男子

1 藤井 快 JPN 4t4z 11 4
2 楢﨑智亜 JPN 4t4z 12 8
3 緒方良行 JPN 3t4z 6 7
4 ポール・ジェンフト FRA 2t4z 4 11
5 楢﨑明智 JPN 2t3z 3 6
6 土肥圭太 JPN 1t4z 2 14
     
11 高田知尭    
15 井上祐二    
20 吉田智音    
21 石松大晟    

 

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