ボルダリングワールドカップ第5戦ベルン
野中生萌、安楽宙斗が銅メダル

2025年6月13日~15日、スイス・ベルンでボルダリングワールドカップ2025第5戦が開催された。

13日の女子予選では、アメリカのアニー・サンダース、フランスのアギャット・カリエ、野中生萌の3名が全5課題完登。松藤藍夢11位、関川愛音14位、中村真緒17位、村越佳歩19位で日本人女子は全員通過した。

男子予選では、 安楽宙斗が5課題完登で1位、天笠颯太5位、楢﨑智亜11位、杉本侑翼19位。この4名が準決勝に進んだ。

14日女子準決勝、いきなり課題が難しくなった。野中がただ一人の2完登で1位。1完登のエリン・マクニースが2位、ゼリア・アベズー3位、中村と関川が4位、松藤が6位で日本人4名が決勝に進むこととなった。

女子決勝。8人中4人が日本人だ。エリンが抜群の安定感で全課題完登。文句なしの1位。アニーと野中が3完登で続くが、惜しくも0.1ポイントの差で野中は3位となった。

15日男子準決勝、韓国のイ・ドンヒョンが圧倒的な実力を見せただ一人の4完登、2位となった安楽でさえ2完登、3位から8位は1完登であった。

男子決勝は中国のパン・ユーフェイ、フランスのメジディ・シャルク、そして安楽。3者の争いとなった。3完登をめぐっての息詰まる戦いを制したのは、なんとパンであった。

2014年の世界ユースでデビューしたパンは現在24歳、11年間の競技人生を経て、いま世界の頂点に立った。


苦節11年、ついに頂点に立ったパン・ユーフェイ

女子

1 エリン・マクニース(GBR) 99.5
2 アニー・サンダース(USA) 84.4
3 野中生萌  84.3
4 ゼリア・アベズー(FRA) 74.3
5 中村真緒  69.7
6 松藤藍夢  69.6
  オシアナ・マッケンジー(AUS) 69.6
8 関川愛音  54.0
   
23 村越佳歩  

男子

1 パン・ユーフェイ(CHN) 84.2
2 メジディ・シャルク(FRA) 84.1
3 安楽宙斗  83.7
4 イ・ドンヒョン(KOR) 54.5
5 ハーネス・ハン・デュイセン(BEL) 54.4
6 ポール・ジョンフト(FRA) 29.4
7 コリン・ダフィー(USA) 19.8
8 ダヤン・アフタール(GBR) 19.4
   
9 天笠颯太  
12 楢﨑智亜  
20 杉本侑翼  
29 佐野大輝  
  山口賢人  

 

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