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第7回ボルダリングユース日本選手権、鳥取県倉吉市で開催
文=北山真 写真=荒木優一郎
2021年12月18日、19日で鳥取県倉吉市の倉吉体育文化会館において、第7回ボルダリングユース日本選手権が開催された。
18日の予選はコンテスト方式で行われた。一定の時間(たとえば女子ユースBは70分間)の中で、用意された8本の課題を何本登れたかが成績となる。男子ジュニアでは4名が全完登、女子ジュニアでは松藤藍夢と平野夏見が全一撃完登した。各カテゴリー上位6名が決勝に進んだ。
19日決勝。課題数は公式戦では最も少ない3。男子ユースBでは世界ユースでリード1位、ボルダリング2位の成績を上げた本命安楽宙斗をおさえ杉本侑翼がただ一人の3完登で優勝した。女子ユースBでは全完登した3名が表彰台に立った。優勝は永嶋美智華。本命とされた関川愛音(めろでぃ)はアテンプト差で2位となった。
男子ユースB(2006,07年生まれ)で優勝した杉本侑翼
女子ユースB(2006,07年生まれ)で優勝した永嶋美智華
男子ユースAでは関口準太がただ一人の3完登で優勝した。激しいコーディネーションから、一転して極限のバランスが要求される最終パートとなる第2課題が印象的であった。女子ユースAでは第3課題でキーとなる上部の足位置をうまくとらえた野辺七海がただ一人全完登で優勝した。
男子ユースA(2004,05年生まれ)で優勝した関口準太
女子ユースA(2004,05年生まれ)で優勝した野部七海
男子ジュニアは坂本大河と佐野大輝の一騎打ちとなった。第3課題を坂本が終了ブザーとほぼ同時にホールド。劇的な幕切れとなった。女子ジュニアは最も有名選手が揃ったカテゴリーであった。そのためか課題はどれも厳しいものとなり、完登は優勝した平野夏海の第1課題のみであった。
男子ジュニア(2002,03年生まれ)で優勝した坂本大河
女子ジュニア(2002,03年生まれ)で優勝した平野夏海
男子 ユースB (2006,07年生まれ)
1 杉本侑翼(三重) 3T 3Z
2 藏敷慎人(兵庫) 2T 3Z
3 安楽宙斗(千葉) 2T 3Z
男子 ユースA (2004,05年生まれ)
1 関口準太(栃木) 3T 3Z
2 松岡玲央 (兵庫)2T 3Z
3 三根生仁慈(大阪) 2T 3Z
男子 ジュニア (2002,03年生まれ)
1 坂本大河(北海道) 3T 3Z
2 佐野大輝(愛知) 2T 3Z
3 平澤鼓太郎(大阪) 1T 2Z
女子 ユースB (2006,07年生まれ)
1 永嶋美智華(静岡) 3T 3Z
2 関川愛音(青森) 3T 3Z
3 長谷川颯香(東京) 3T 3Z
女子 ユースA (2004,05年生まれ)
1 野部七海(埼玉) 3T 3Z
2 小倉紗奈(奈良) 2T 3Z
3 竹内亜衣(千葉) 2T 3Z
女子 ジュニア (2002,03年生まれ)
1 平野夏海(東京) 1T 3Z
2 工藤 花(山形) ー 3Z
3 滝口 萌(福島) ー 3Z