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サンクトペテルブルグでドライツーリングカップ開催される

2019年12月24日

文=竹内春子 写真=Yulia Sergeeva

2019年12月20〜21日、ロシア・サンクトペテルブルクにてドライツーリングのコンペが開催された。このコンペは急遽中止になったアイスクライミングW杯・モスクワ戦の代わりに、ロシアのクライミングギアメーカーkrukonogi.comが開催をよびかけたもの。日本からはkrukonogiアスリートの中島正人選手と、竹内春子が参戦することとなった。そのほか韓国、アメリカ、フランスからも代表選手が参加した。

予選会場の様子。右側の垂壁を登ったあと、左右にトラバースする構成になっている

予選1日目は屋外のクライミングウォールにて。垂壁がメインだが、メタル製のシビアなホールドが数多く配置され、精確なフッキングが求められる構成となっていた。特に半円を2つ組み合わせたようなkrukonogiの新作のメタルホールドや、メタルの球体にアックスをジャミングさせる箇所では、突如アックスが外れてフォールする選手が続出。さらにルートの後半には180度のルーフや吊り下げられたキューブも待ち構えており、予選からテクニックとエンデュランスが試される内容だった。


新作のメタルホールド。なんと写真のようにジャミングする設定だった

予選2日目は室内に場所を移し、より傾斜の強い壁を登らされる。ここでもメタルホールドが容赦なくちりばめられていたが、中でも注目を集めたのはチェーンにフィギュア4でぶら下がって体を振り、ダイナミックに次のホールドをとりにいくセクションだ。

多くの選手が力尽きて落ちていくなか、男子は前年のW杯総合王者Nicolai Kuzovlev選手や、アックスのハンドル部分を使うという妙手を閃いた韓国のKwon Younghye選手らが核心を突破し、決勝に駒を進めた。中島選手はクリップ時のミスがひびき、惜しくも決勝進出ならず。女子は出産からカムバックしたベテラン、Ekaterina Vlasova選手が圧倒的なパフォーマンスで1位通過。竹内は運よくメタルでスリップせずに済み、2位にすべりこんだ。

予選2日目の様子。強傾斜を抜けるとルーフに入り、その先には吊り下げられたパネルやキューブが待っている

舞台は再び屋外に移り、日も暮れかけた午後3時(!)からいよいよ決勝がスタート。男子は各選手とも順調に高度を上げていくが、後半のキューブから見えない場所にあるホールドをとりにいくセクションで多くの選手がタイムアウト。さらに時間を残して完登かと思われたNicolai選手がゴール一手前のシビアなメタルでまさかのフォール。このホールドを大胆な足さばきと繊細なアックス操作で押さえきったKwon選手がただ一人完登し、みごと優勝に輝いた。女子は中盤に現れたメタルのボールにまたしても多くの選手が行く手を阻まれたが、Ekaterina選手が落ち着いた登りで突破、ゴール1手前まで迫り貫禄の優勝となった。竹内もメタルの攻勢におびえつつ同高度まで到達したが、クリップ前に無念のタイムアウト。2位で競技を終えた。


男子優勝のKwon選手。持ち前の引きつけ力でシビアなホールドを精確に処理し、終始危なげない登りだった


日も落ちきったなか、決勝課題を登る竹内。残り1分のコールを聞いて必死である

今大会に出場した各選手にはW杯本戦(来年1月に3戦が開催される)での活躍も期待すると同時に、私も成長した姿を見てもらえるよう、ベストを尽くす所存だ。なお、優勝者にはkrukonogi製アックスのハイエンドモデル「アンカー4.1」(1本590ユーロ)が贈呈され、入賞者にも豪華賞品が贈られたが、Kwon選手はこれからも自らが開発したアックス「Octa」を使いつづけるようだ。

今大会の入賞者。Kwon選手が手に持っているのが「アンカー4.1」だ。そのほかザックや新作ホールドなど贈られた

今大会のリザルトはこちら

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