リードジャパンカップ2024、森秋彩通算7勝、小俣史温連覇

2024年2月23日、24日で佐賀県多久市の九州クライミングベースSAGAにてリードジャパンカップ2024が開催された。

女子準決勝では野中生萌が、男子準決勝ではパリ五輪内定の楢﨑智亜、安楽宙斗が姿を消した。

女子決勝は、ダブルダイノやランジぎみのパートがあるものの、比較的シンプルなラインであった。注目の15歳、小田菜摘が最上部に達する見事な登りを見せた。そして予選を森秋彩とともに2完登した、若きベテラン小武芽生がその一手先を行く。そして最後に準決勝をただひとり完登した森が登場。よどみなく最終パートに迫る。全完登で締めくくるかのように見えたが、最終ホールドをつかみきることはできなかった。森はこれでLJC通算7勝となった

男子決勝は、大きく蛇行するもので、下り気味のトラバースなどを含む。これといった強烈なパートこそないが、小核心が随所にちりばめられている。三番手のベテラン樋口純裕がかなりの好成績をたたきだし、これを越える選手がなかなか出てこない。準決勝を完登した7番手の百合草碧皇も樋口の6手下であった。最後は前回の覇者、小俣史温。樋口の一手先に達し、連覇を決めた。