リードワールドカップ第5戦コペル、復帰第1戦の森秋彩が優勝


完璧なカムバックとなった森秋彩

文=北山 真 写真=IFSC

2022年9月2日、3日、スロベニア南端の港町コペルで、今シーズン第5回となるリードワールドカップが開催された。

注目はなんといっても2019年以来3年ぶりの出場となった森秋彩(18)。ブランクを感じさせないパフォーマンスで、予選1位、準決勝では完登したヤーニャ・ガーンブレットに続き最終ホールドタッチ、2位で通過した。

男子も日本人は大活躍。百合草藍皇が予選、準決勝ともに1位通過。緒方良行、本間大晴、吉田智音も準決勝を通過し、計4名が決勝に進んだ。


予選、準決勝1位だった百合草藍皇

男子決勝は上部にダブルダイノがあり、ここがポイントとなった。本間、そして百合草もここでつまずいた。ここをこなし、さらに2手進んだ地元ルーカ・ポトーチャルが初優勝を手にした。

女子決勝は巨大ハリボテから左へのダイナミックムーブがポイント。ここで数名がフォールする。7番手の森はここをこなしさらに10手ほど進んだ。最後はヤーニャ。ポイントを越え着実に進むかに見えたが突然フォール。その場所は森の3手下。完璧な森のカムバック戦となった。

女子

1 森 秋彩
2 ヤーニャ・ガーンブレット SLO
3 ブルック・ラブトゥ USA
4 ソ・チェヒョン KOR
5 ジェシカ・ピルツ AUT
6 ミア・クランプル SLO
7 ナタリア・グロスマン USA
8 エレーヌ・ジャニコ FRA
ーーーー
13 谷井菜月
14 伊藤ふたば
15 中川 瑠
29 大田理娑
31 柿崎未羽

男子

1 ルーカ・ポトーチャル SLO
2 サシャ・レーマン SUI
3 ヤニック・フロヘー GER
4 百合草藍皇
5 アルベルト・ギネス‐ロペス ESP
6 本間大晴
7 緒方良行
8 吉田智音
ーーーー
11 樋口純裕
27 西田秀聖

同一カテゴリの最新ニュース