リードWC最終戦ジャカルタで百合草碧皇が優勝

ジャカルタ男子表彰台

文=北山 真 写真=IFSC

リードワールドカップ2022最終戦がインドネシア・ジャカルタで開催され百合草碧皇(ゆりくさ・あお、20)が優勝した。

初戦インスブルックこそ2位であったが、その後は予選、準決勝の上位から決勝で順位を落とす大会ばかりであったが、最終戦でようやく本来の実力を発揮した。2位にはベテラン樋口純裕が入賞した。また、9月の3連戦から復帰した2019年ブリアンソンの覇者、西田秀聖が4位に入賞、準決勝では単独1位という非凡の実力を見せた。

注目の年間チャンピオンはこの大会前まで本間大晴が1位をキープしてきた。ところが肝心のこの最終戦での順位は今季ワーストの12位。7位に入賞したスロベニアのルーカ・ポトーチャルに抜かれることになってしまった。

女子はとっくに年間チャンピオンを決めていたヤーニャ・ガーンブレットが優勝こそしたが、準決勝でソ・チェヒョンの後塵を拝し2位になるなど、明らかにこれまでの“絶対女王”に陰りが見えてきた。いずれにせよ、来シーズンは森秋彩とヤーニャ、ソの三つ巴の戦いが予想される。

ジャカルタの中川瑠


ジャカルタの谷井菜月

男子

1 百合草碧皇    
2 樋口純裕    
3 セバスチャン・ハレンケ GER  
4 西田秀聖    
5 吉田智音    
6 リー・ドンヒュン KOR  
7 ルーカ・ポトーチャル SLO  
8 ラフィアンディ・ラマダン INA  
     
9 緒方良行    
12 本間大晴    

 

女子

1 ヤーニャ・ガーンブレット SLO  
2 ソ・チェヒョン KOR  
3 ミア・クランプル SLO  
4 ハナ・モイル GER  
5 ラウラ・ロゴラ ITA  
6 ヴィタ・ルーカン SLO  
7 中川 瑠    
8 谷井菜月    
     
9 小池はな    
10 大田理裟    
12 小武芽生    
22 柿崎未羽    

 

男子年間

1 ルーカ・ポトーチャル SLO 3860
2 本間大晴   3835
3 ジェシー・グラッパー USA 3812

 

女子年間

1 ヤーニャ・ガーンブレット SLO 5805
2 ソ・チェヒョン KOR 4405
3 ナタリア・グロスマン USA 3370

 

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