リードワールドカップ2023開幕戦
森秋彩が銀メダル

文＝北山真　写真＝IFSC

6月17日、18日、ボルダー最終戦に続き、リードの開幕戦がインスブルックで開催された。

日本人女子は森秋彩、野中生萌、小池はな、谷井菜月が準決勝に進んだが、決勝に進出したのは森だけであった。

男子は樋口純裕、本間大晴、安楽宙斗、吉田智音、百合草碧皇、小俣史温、楢﨑智亜、楢﨑明智、緒方良行が準決勝進出。樋口、本間、安楽、吉田の4名が決勝に進んだ。

女子決勝は最大傾斜である中間部がポイントなり、ここを突破できたのはヤーニャ・ガーンブレットと森のみであった。ヤーニャはここから10数手をこなし優勝したが、森は8手までで2位となった。地元期待のジェシカ・ピルツが3位に入賞した。

女子優勝のヤーニャ・ガーンブレット

男子決勝も中間部を越えた、巨大ハリボテに取り付けられたホールド数手が勝負となり、8名中6名がここで力尽きた。ここから2手進んだのが、アレックス・メゴスとサシャ・レーマン。同高度だったがカウントバックでサシャの優勝となった。サシャのワールドカップ優勝は2019年ヴィラール、2022年バーミンガムに続き3度目となる。地元のベテラン、ヤコブ・シューベルトが3位に入賞した。

男子優勝のサシャ・レーマン

女子

１　ヤーニャ・ガーンブレット SLO
２　森秋彩
３　ジェシカ・ピルツ AUT
４　ブルック・ラブトゥ USA
５　ソ・チェヒョン KOR
６　ミア・クランプル SLO
７　ナタリア・グロスマン USA
８　エレーヌ・ジャニコ FRA
ーー
13　野中生萌
21　小池はな
26　谷井菜月
39　中川瑠
48　伊藤ふたば

男子

１　サシャ・レーマン SUI
２　アレックス・メゴス GER
３　ヤコブ・シューベルト AUT
４　安楽宙斗
５　メジディ・シャルク FRA
６　吉田智音
７　樋口純裕
８　アルベルト・ヒネス・ロペス ESP
９　本間大晴
ーー
10　百合草碧皇
12　小俣史温
15　楢﨑智亜
17　楢﨑明智
18　緒方良行