リードユース日本選手権、桜ヶ池クライミングセンターで開催


写真=篠崎喜信

文=北山 真

2020年10月10日~12日の3日間、富山県南砺市の桜ヶ池クライミングセンターで、第8回のリードユース日本選手権が開催された。

世界レベルの選手を擁する男子ジュニアでは予想どおり、昨年ワールドカップで優勝した西田秀聖(にしだ・ひでまさ)と、昨年の世界ユースボルダー、そしてJOCでも優勝した百合草碧皇(ゆりくさ・あお)の対決が展開された。予選ではAルートで百合草が1位、Bルートで西田が1位と互角の結果だった。しかし決勝では西田の36に対し百合草は43という成績で圧勝した。

女子ジュニアも2名によるし烈な戦いとなった。予選Aルートでは二宮凛が終了点にあと1手と迫る登りで1位、Bルートでは小島果琳がただ一人の完登で1位となった。決勝ではなんと両名ともに同高度、タイム差で小島の優勝となった。

女子で最も実力者が多いユースAでは、谷井菜月が世界レベルの実力を発揮。森秋彩、伊藤ふたばが欠場ということで向かうところ敵なし。決勝をただ一人完登し優勝を決めた(ジュニアと同一ルート)。


写真=平山ユージ

ジュニア男子

1 百合草碧皇(埼玉)
2 西田 秀聖(奈良)
3 大政 涼 (愛媛)

ジュニア女子

1 小島 果琳(岐阜)
2 二宮 凜 (千葉)
3 栗田 湖有(新潟)

ユースA男子

1 吉田 智音(奈良)
2 田中 裕也(岐阜)
3 上村 悠樹(東京)

ユースA女子

1 谷井 菜月(奈良)
2 久米 乃ノ華(千葉)
3 阿部 桃子(神奈川)

ユースB男子

1 安楽 宙斗(千葉)
2 通谷 律 (佐賀)
3 猪鼻 碧人(埼玉)

ユースB女子

1 森 奈央(三重)
2 抜井 美緒(奈良)
3 小池 はな(埼玉) 

ユースC男子

1 藏敷 慎人(兵庫)
2 石原 凛空(東京)
3 三竿 莉平(栃木)

ユースC女子

1 小田 菜摘(大阪)
2 関川 愛音(青森)
3 藤村 侃奈(奈良)

ジュニア=2001~02年生まれ
ユースA=2003~04年生まれ
ユースB=2005~06年生まれ
ユースC=2007~08年生まれ

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