リードユース日本選手権、桜ヶ池クライミングセンターで開催

文=北山 真

2021年5月29日、30日、富山県南砺市の桜ヶ池クライミングセンターで、第9回のリードユース日本選手権が開催された。

男子の注目は、なんと言っても昨年も大活躍したユースBの安楽宙斗。予選ではただ一人の2ルート完登。決勝でも読みにくいハングからバランシ―な上部に繋げる難ルート(推定5.13d)をまるでレッドポイントするかのように完登。このルートを完登できたのは安楽とユースAの上村悠樹のふたりのみ。昨年に続き別格の強さを見せた安楽、安間佐千以来の逸材と言ってよいのではないだろうか。今後の活躍が大いに期待される。


最高のパフォーマンスを見せた安楽宙斗


男子決勝の上村悠樹

女子の注目は世界レベルの選手が多数出場するジュニア。予選では平野夏海がただ一人両ルート完登。決勝では谷井菜月との一騎打ちとなったが、両名ともまったく同じ高度でフォール、カウントバックで平野の優勝となった。


女子決勝の平野夏海

男子ユースB

1 安楽宙斗(千葉)
2 小俣史温(東京)
3 猪鼻碧人(埼玉)

男子ユースA

1 上村悠樹(東京)
2 村下善乙(千葉)
3 田中裕也(岐阜)

ジュニア

1 川又玲瑛(栃木)
2 百合草碧皇(愛知)
3 抜井亮瑛(奈良)

女子ユースB

1 抜井美緒(奈良)
2 武石初音(埼玉)
3 村越佳歩(茨城)

女子ユースA

1 森 奈央(三重)
2 高尾知那(愛知)
3 小池はな(埼玉)

女子ジュニア

1 平野夏海(東京)
2 谷井菜月(奈良)
3 久米乃ノ華(千葉)

ユースB=2006、07年生まれ
ユースA=2004、05年生まれ
ジュニア=2002、03年生まれ

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