安間佐千、御前岩で国内最難5.15aに成功!

12月21日、安間佐千が奥多摩・御前岩で2か月のトライの末、ドラゴンロックのプロジェクトを完登、Maturity(マチュリティー、成熟) 9a+/5.15aとした。平山ユージによる二子山のフラットマウンテン 5.14d/15a(2003年)以来、実に14年ぶりの国内最難グレードの更新である。


写真=徳永信資

ボルダーでは1本のV16、10数本のV15を要する世界レベルの日本であるが、ルートに関してはいささか低迷状態であった。今回の安間の成功を起爆剤として、さらに9b、9b+のルートが誕生することを期待したい。

「今年の10月に再びこのプロジェクトに戻った(2016年に僕とアダム・オンドラによってボルトが打たれた)。それから2ヶ月の時を経て、このルートは完成した。こんなに難しいルートを最初から開拓するのは初めての体験だったから、全てのハードワークを終えるのにとても時間がかかった。でも、無駄な瞬間などどこにもなかったな。それはもう過去のこと。僕は今この瞬間にしか生きられない。でも、確かに僕の中のある部分と、このルートは、熟した」


写真=堀 洋紀

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