みんクラVOL.4 クライミングウェア事情

2020 年 11 月 6 日~13 日に、クライミングネットユーザーに向けて実施した「クライミング・ボルダリングに関するアンケート」。「みんなのクライミング(通称みんクラ)」は、669人の回答をまとめて再構成した企画です。

VOL.4のテーマは、ウェア事情。ジムや外岩で何を着て登っているのか、そしてよく着ているブランドや憧れのブランドなどについても、リサーチしてみました!

クライミングの際、着用しているウェアについての質問(主にボトムス)には、約70%のユーザーが 「クライミングパンツ」と回答。

クライマーが集まるジムや外岩。動きやすいことは大前提ですが、やはりブランドものでカッコよく決めたいものですよね。ちなみに「普段着」で登っているユーザーは、全体のわずか9%でした。

 

次は「クライミングパンツ」に焦点をあてて調査してみました。

まずは、ユーザーが実際に所有し、履いているというクライミングパンツのブランドについて聞いてみました。

1位に輝いたのは「ザ・ノース・フェイス」。街でも山でもジムでも、ロゴマークを見かけない日はありません。2位はクライマーの間で根強い人気を誇る「グラミチ」がランクイン。そして3位に「パタゴニア」、4位に「ムーン」、5位に「プラナ」と続きました。

ちなみに、ランク外では「マムート」「マウンテンイクイップメント」「ミレー」「ファイントラック」「マウンテンハードウェア」などのアウトドアブランドが多数上がりました。皆さんの持っているブランドはランクインしていましたか?

 

憧れのクライミングウェアブランド ランキング

最後に「憧れのクライミングウェアブランド」について調査。多くのクライマーが「いつかは着てみたい」と思っているブランドとは……!? 

また、ランクインしたブランドのイチオシクライミングパンツもあわせてご紹介します。ぜひ買い物の参考にしてくださいね。

 

第5位 イーナイン

ボルダリングの伝説的なパイオニアであるマウロ・カリバニがオーナーを務めるE9。1998年、競技者でありながらE9を立ち上げた理由は、自分が着用したいウェアがなかったから。

「自分達が本当に着たいものをイタリアで作る」「環境にやさしい素材を使ってクライマーが本当に必要とする製品を作る」というポリシーが、創業当時から今に続くE9の物作りの原点です。

E9コレクションにはパンツのほかにも、トップスなどのウェア、チョークバックやウッドブラシなどといったギア類も揃っています。

また、ほとんどのE9アパレルにはオーガニックコットンを使用。ユニークなデザインは、着ていてテンションが上がります!

2021年秋冬の新商品である「APE9」。スーパーストレッチのオーガニックコットンを使用しているアーバンクライミングパンツなので、ジムでも外岩でも活躍します。

一見デニムっぽい質感ですが、生地はとても柔らかくよく伸びるので、一日中履いていても楽。

デザインはイタリアで手がけており、スッキリとしたシルエット。右ポケットの刺繍がワンポイントになっています。

<商品情報>
名称:APE9
税込価格:¥16,280
サイズ:XS〜L
カラー:3色(steel、ocean blue、deep blue)

問合せ先
株式会社アスティー 
TEL:03-6803-2473
www.aussti.co.jp

 

第4位 マムート

1862年スイスで誕生し、来年160周年を迎えるマムートは、クライミングロープの製造をきっかけにアウトドアブランドとしての歴史が始まりました。

1984年には、縦横に伸縮するクライミング(登山用)パンツを開発。創業から150年以上が経つ今でも、ギア・ウェアともに多くのクライマーから愛されるブランドです。

高品質のテクニカルフリース素材を採用し、ストレッチ性もよく、動きやすいパンツ。

ソフトで心地よい肌ざわりのこのパンツは、インドア・外岩どちらでも家から履いていけるデザインにもなっており、幅広いシーンで使えます。

<商品情報>
名称:Dyno Pants AF
税込価格:¥12,100
サイズ:XS〜XL
カラー:4色(black、white melange、highway melange、dark iguana melange)
※ユニセックス

問合せ先
マムート スポーツグループジャパン
TEL:03-5413-8597
www.mammut.jp/

 

第3位 パタゴニア

1973年、アルパインクライマー、スキーヤー、サーファーでもあるイヴォン・シュイナードが創業したアウトドア企業。その始まりはクライマーが岩を登るための、繰り返し使える「ピトン」の開発でした。

そしてピトン事業からの撤退、岩を傷つけない「クリーンクライミング」の打ち出しからはじまった、シュイナードの環境配慮に対する理念は、パタゴニア社のミッションステートメント「私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスを営む」、製品づくりへとつながっています。

アプローチから岩まで、高山で過ごす長い日々に最適。軽量ながらフル機能を備えたソフトシェル・パンツで、高山の岩のロングルートや森林限界の上で終日動きつづけるために、耐久性を高めたデザインです。

リサイクル・ポリエステル/ポリウレタン混紡素材は、優れた伸縮性により、完璧な動きやすさを提供。また、脚の内側には、摩擦や摩耗から保護するパネルが付いているので、アクティブなシーンでも安心です。

<商品情報>
名称:アルトヴィア・アルパイン・パンツ
税込価格:¥19,800
サイズ: 28、30、31、32、33、34、35、36、38、40(メンズ)/0、2、4、6、8、10(ウィメンズ)
カラー:各2色(メンズ Plume Grey、Black /ウィメンズ Upwell Blue、Black)

問合せ先
パタゴニア カスタマーサービス
TEL:0800-8887-447
www.patagonia.jp/contact/
www.patagonia.jp

 

第2位 ザ・ノース・フェイス

1966年にアメリカ、サンフランシスコで創業したアウトドアブランド。日本で展開している商品は日本独自に企画・開発されているため、日本人の好みや体型などにフィットしています。

高い機能性とデザイン性を兼ね備えたアイテムは、登山などのアウトドアシーンだけでなく、タウンユースとしても大活躍。

街でも山でも、トレンドを発信し続けているブランドです。

非常に柔らかく、縦横の高いストレッチ性を備えたデニム生地を採用したクライミングパンツです。

擦れや摩耗に強いデニム素材を使用しているから、外岩でも安心。

また、シンプルなデザインで街にも馴染むので、アプローチからアクティビティシーンまで、これ1つで完結できます。

<商品情報>
名称:デニムクライミングストレートパンツ
税込価格:¥15,400
サイズ: S〜XL
カラー:1色(インディゴ)
※メンズ、ウィメンズともに同一のサイズ、カラーを展開

問合せ先
ゴールドウインカスタマーサービス
TEL:0120-307-560
www.goldwin.co.jp/ap/item/i/m/NB32005

 

第1位 アークテリクス

1989年に誕生したカナダのアウトドアブランドで、そのコンセプトは「地球上にある最高の素材、最高の技術、革新的なデザインで製品を作る」。

アークテリクスの“原点”ともいえるクライミング用ハーネスをはじめ、アウターウェア、バックパックなど、ハードなクライミング・登山シーンにおいて、最高のパフォーマンスを発揮する最高品質の製品を求め、妥協することなく生み出し続けています。

強度と快適な履き心地を実現するコットンブレンド生地を採用したクライミングパンツ。コットンが持つ天然の柔軟性と透湿性、ナイロンの速乾性と耐久性、ポリウレタンの伸縮性が備わっています。

クロッチ部分にガセットを施し、膝部分に立体構造を採用したことで、自由な動きを実現。また、テーパードレッグにより足元が見えやすく、ウエスト部分はハーネスの下にしっくり収まるようデザインされています。ポケットも複数あり、収納性も抜群。

<商品情報>
名称:コンシール パンツ
税込価格:¥14,300(メンズ)、¥13,200(ウィメンズ)
サイズ:28~38(メンズ)、00~8(ウィメンズ)
カラー: 各2色(メンズ Black、Forcefield/ ウィメンズ Black、Tatsu)

問合せ先
アークテリクス カスタマーサポートセンター/アメア スポーツ ジャパン
consumerservice-apac-ja@arcteryx.com
arcteryx.jp

 

第4回「クライミングウェア事情」、いかがでしたでしょうか。次回は「健康意識」についてリサーチします。お楽しみに!

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