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御岳・忍者返しの岩で大規模なチッピング
2018年12月27日
御岳で最も多くのクライマーを集める忍者返しの岩で、大規模なチッピングが行われた。チッピングされたホールドは5ヶ所で、被害を受けた課題は以下(写真参照)。
蟹(5ヶ所)
虫(3ヶ所)
忍者返し(2ヶ所)
蟹虫(4ヶ所)
蜥蜴/蛙SD(1ヶ所)
蟹亀返し(4ヶ所)
忍者クライマー返し(2ヶ所)
蟹忍者クライマー返し(5ヶ所)
蟹蛙(2ヶ所)
以下はロッククライミング誌のインスタグラムより。
「忍者返しの岩チッピングが報告されました。確認できた事実としては、12/24 午後17:00から12/25午前7:00までの犯行のようです。本日編集部で実際に現場を確認したところ、人為的に工具を用いて加工されていると判断出来ました。また、その破壊と加工行為はSNS上で噂されているヤスリで加工されたレベルとは言い難く、岩質上、大掛かりな工具で行われたと予想できました。①のホールドに関しては脚立やロープを張らなければ加工できない高さにあります。その仕上げ処理も人工壁のホールドのように滑らかにされています。本誌は、このクライミング文化を崩壊させる行為を断じて許さない姿勢を当事者に示します。また、このチッピングされたホールドによって該当課題は1-1.5グレード難しくなっていると判断できました(5つすべて繊細に加工されています)そして、御嶽という場所柄、新たな課題として人気を博す可能性があり、クライミングコミュニティがチッピングされた課題を課題として認めることで、チッピングを容認してしまう危険性があるのではと危惧しております」(竹内俊明/ロッククライミング)
CLIMBING-net、Rock & Snow では、今回の犯行に関する情報を求めております。僅かな手がかりでも結構ですから、情報をお知らせください。返信を希望されない方は、返信不要とお書きください。
rock-snow@yamakei.co.jp
以下は私見となります。
竹内氏も言及していますが、これらの課題を登る行為は、チッピングされた課題を公認することにつながります。できれば、これらの課題を登らないことこそが、とりあえずの犯人に対するせめてもの抵抗かと思われます。(北山 真/Rock & Snow)
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