イギリスのネッド・フィーアリー、南アフリカ・ロックランズでV14をフラッシュ

文=北山 真

 

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イギリスのネッド・フィーアリーが南アフリカ・ロックランズでナーレ・フッカタイバル初登の Trust Issues (8B+/V14) をフラッシュした。

ダニエル・ウッズ(Entlinge)、アダム・オンドラ(Gecko Assis,Jade)、ジミー・ウェッブ(The Globarist)、に続く世界で4人目の快挙である。

ただ、この課題がナーレによって登られたのがごく最近(7月12日)であり、グレードが確定しているのかどうかが、いささか気になるところではある。

ネッドは全英ボルダリング選手権で3たび優勝している実力者。ブローでJour de Casse、The Big Islandなどの8Cにも成功している。

ちなみにV13フラッシュには過去に茂垣敬太が2本成功している。ロックランズのBlack Shadow(現在はV12)とスイスのLaDanse de balrog (世界初の8B)。

なおボルダリングにおいては、オンサイトとフラッシュを区別しないことが慣例となりつつある。ルートであれば、仮にオンサイト狙いのルートに人が取りついていたら、見ないようにすれば良いのだが、ボルダーの場合たとえ一瞬でも決定的なムーブを見てしまう可能性が高いからだ。そんな状況で「今、見たよね」「いやあ、見てない」なんて話になるのもばかばかしいということで、あえて区別しないことになったのであろう。もちろんYouTube等の映像があまりに出回っているのが、最大の原因であるかもしれない。

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