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パラクライミング日本選手権大会2020結果速報
2021年3月14日
2021年3月13日(土)、14日(日)、広島県福山市のエフピコアリーナふくやまで、日本パラクライミング協会が「2020年度パラクライミング日本選手権大会」を開催した。本大会は西日本では初めてのパラクラミング日本選手権の開催となった。大会には、日本各地からトップクラスのパラクライミング選手が集まった。このうち4人は、前回の世界選手権(2019年フランス)のメダリストで、うち2人は金メダリストであった。また、本大会は2021年度の日本代表選手の選考をかねたもので、選手たちは各クラスの優勝をかけて競った。
左・AL1の畠山直久、右・B2の会田祥
大会では、「視覚障害」「切断(上肢・下肢)」「神経障害」「オープン(その他の障害)」が開催され、さらにパラリンピックの基準に準じて、それぞれの障害の程度に応じたクラス分けが行われた。競技では、クラスごとに予選と決勝を経て、順位がつけられた。
競技は健常者のスポーツクライミングでのリード競技とほぼ同様のルールとなり、おもに登ることのできた到達高度で順位が決定。視覚障害の選手はパートナーとなるナビゲーターからの声による指示を参考にして手がかり足がかりをさがしながらクライミングウォールを登り、「切断(上肢・下肢)」「神経障害」「オープン」の選手も道具に頼ることなく、鍛えた身体と技術を使ってクライミングウォールの頂点をめざした。
各クラスの優勝者は、視覚障害でB1男子が小林幸一郎、B2男子が會田祥、B2女子が江尻弓、B3男子が蓑和田一洋、B3女子が前岡ミカ。切断・下肢のAL1男子が大内秀之、AL2男子が結城周平、AL2女子が渡邉雅子。切断・上肢のAU1男子が大沼和彦、AU2男子が安良岡伸浩。神経障害でRP2男子が岡田卓也、RP3男子が高野正、RP3女子が吉田桃子。オープン女子が加賀舞子だった。
AL1男子の大内秀之
左・AU1の大沼和彦、右・B3男子の蓑和田一洋
なお、本大会は新型コロナウィルスの感染予防のため、無観客で開催されたが、大会の様子はインターネットを使用しライブ配信された。
■特別協賛:オリエンタルバイオ
■協賛:ミレー・マウンテン・グループ・ジャパン、ますやみそ、ゴールドウイン・ザ・ノース・フェイス、山陽クレー工業、岡山県山岳・スポーツクライミング連盟、マムート・スポーツグループジャパン
■協力:広島県福山市スポーツ振興課、福山山岳会、藤沢スポーツクライミング協会、広島県山岳・スポーツクライミング連盟
■後援:鳥取県山岳・スポーツクライミング協会、島根県山岳連盟、岡山県山岳・スポーツクライミング連盟、山口県山岳・スポーツクライミング連盟
■大会形式:予選はフラッシング方式、決勝はオンサイト方式
一般社団法人日本パラクライミング協会公式ウェブサイト:https://www.jpca-climbing.org
選手とサポートメンバー
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