パラクライミングジャパンシリーズ第１戦、開催新たにファンクラスを設定

2022年10月8日(土)、9日(日)に神奈川県立山岳スポーツセンターにてパラクライミングジャパンシリーズ第1戦が開催される。

パラクライミングはパラスポーツの中ではまだまだ認知度が低いが、スポーツクライミング同様に日本勢が強い競技で、6月に行なわれたパラクライミングワールドカップ・インスブルック2022では12名の選手が出場し、6名が決勝へ出場。決勝へ出場した全ての選手がメダルを獲得し、金2個、銀3個、銅1個でチームランキング1位という結果だった。

そんなパラクライミングも基本的にはスポーツクライミングリード競技の国際ルールと違わず、予選がフラッシュ形式で、前日にデモビデオが公開。そして決勝はオンサイト形式で、6分間のオブザベがあり、視覚障害クラスに関しては、その時間をサイトガイドと呼ばれるパートナーと一緒に行なう。サイトガイドは視覚障害の選手にホールドの位置などを伝えることが役割となる。

一方、大きく異なるところとしては、パラクライミングのリード競技では、すべてのクラスがトップロープで登ること。クラス成立が4名以上のため、3名以下でクラス不成立となったクラスには、予選の際、予選通過基準高度が設けられ、その高度を通過または保持しないと決勝には進めないことがある。

また、本大会では従来の大会とは異なり視覚障害クラスと身体機能障害クラスに加えて、ファンクラスというクラスが設けられる。ファンクラスとは従来のクラスと同様、視覚障害と身体機能障害の方のみ参加ができ、まだ代表を決める大会や国際大会までは出られないが、大会の雰囲気を感じてみたい、試しに出てみたいといったパラクライマーにおすすめのクラスとなっている。

将来のパラリンピックの競技としても立候補しているパラクライミング。より認知度が高まり、参加する選手が増えていくことを期待したい。

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▶︎参加申込期間：9月18日(日)まで

問合せ先
2022 パラクライミングジャパンシリーズ第 1 戦事務局担当:土肥
mail: japanparaclimbingassociation@gmail.com