パリ五輪、ボルダー&リード女子決勝
優勝はヤーニャ・ガンブレット、森秋彩は4位


表彰台で感極まるヤーニャ

文=北山 真 写真=Jan Virt

パリ五輪、スポーツクライミング最終日の10日、ボルダー&リードの女子決勝が行われた。

先に行われたボルダー競技ではヤーニャ・ガンブレットとブルック・ラブトゥが3完登、他4名が2完登で続いた。森秋彩は1完登で7位。

そして森にとって待ちに待ったリード競技。ボルダーとは打って変わった、水を得た魚のようなスムーズな登りで最終ホールドに達する。”女王”ヤーニャを含むいずれの選手もこれを越えることはできなかった。しかしボルダーでのポイント差はあまりに大きく、順位を4位に上げるにとどまった。

だが、このリード競技で世界中のギャラリーは知ったであろう。今や森が他の追従を許さない世界一のリードクライマーであることを。

リードで圧巻のパフォーマンスを見せた森

1 ヤーニャ・ガンブレット(SLO) 168.5(B 84.4/L 84.1)
2 ブルック・ラブトゥ(USA) 156.0(B 84/L 72.0)
3 ジェシカ・ピルツ(AUT) 147.4(B 59.3/L 88.1)
4 森 秋彩(JPN) 135.1(B 39.0/L 96.1)
5 エリン・マクニース(GBR) 127.6(B 59.5/L 68.1)
6 ソ・チェヒョン(KOR) 105.0(B 28.9/L 76.1)
7 オシアナ・マッケンジー(AUS) 104.8(B 59.7/L 45.1)
8 オリアーヌ・ベルトーヌ(FRA) 104.5(B 59.5/L 45.0)

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