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ショーン・ベイリー、1ヵ月足らずで初のV15を1本、初のV16を2本完登

2020年11月9日

rockandice.com   訳=羽鎌田学

ほんの1ヵ月前、ショーン・ベイリーはV15の課題を登ったことがなかった。それが今やV15を1本、おまけにV16を2本も完登してしまったのだ。最初のV16はコロラド州ロッキーマウンテン国立公園にある Box Therapy、そしてつい先日にはユタ州リトル・コットンウッド峡谷で Grand Illusionに成功したのだ。それに一握りの数のV14課題を加えたのが、この1ヶ月間の凄まじいばかりの彼の成果だ。

「確かに普通じゃないようにも見えますが」と、24才のショーン・ベイリーはボルダーでの最近のレベルアップについてロック・アンド・アイス誌に説明する。しかしながらそれもただ単に今まではボルダーにあまり集中することがなかったということにすぎないようだ。「以前は専らロープクライミングに専念していたのですが、今回がボルダーに集中した最長の期間になるのです」

彼の Grand Illusion 成功は第2登。初登はナサニエル・コールマン。今年初めのことだ。課題は、クリス・シャーマ初登のV13、Euro Roof の基部を掘り起こし、スタート地点を下げたものである。

 
 
 
 
 
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Grand Illusionを第2登するショーン・ベイリー、9a/9bのルートに匹敵する難しさという

「最高にユニークなスタイルです」と、ショーンは課題についてコメントする。「レストポイントなしで25のムーブをこなしてルーフを抜け出します。典型的なパワーエンデュランス系の課題でめちゃめちゃパンプします。おまけに核心が最後に登場するのです。下部では花崗岩では珍しいコルネが続き、主にピンチでコンプレッションを使って体を挟み込むようにして登ります。中間部のまあまあのアンダーホールドが続くところでは何ヵ所かロングムーブが出てきます。最上部の核心、最難部は、右手ガストンのショルダームーブを2回連続こなしてから、左足のトウを抜け口のふくらんだところにきめるところまでです。この核心ムーブは、私のクライミングスタイルと体のサイズにピッタシのものでした」

今回のショーンが達成した完登の嵐は、9月末にコロラドのフロント・レンジから始まった。先ずそこで彼は、マウント・エヴァンスにあるダニエル・ウッズ初登の課題 Ode to the Modern Man(V14)を登る。続いて、個人記録を更新することとなる、やはりダニエル・ウッズの課題を数本再登。最初の1本は、White Noise。ショーンにとって初めてのV15完登である。そして1週間ほど後には、Box Therapyをあっさりとゲット。今度は初めてのV16であった。ダニエル・ウッズが2018年に初登し、ドリュー・ルアナが昨年夏に再登した課題である。

これだけでも充分にショーンのボルダーでの成長を実証する成果であった。しかしそれにさらなる輝きを付け加えることになったのが、今回の Grand Illusion の完登だ。ダニエル・ウッズやジミー・ウェッブといった最強のメンバーと一緒にトライを始めた彼、課題を落とすのにさほど時間は必要としなかった。通算3日目の初めての下部からのトライで、彼はGrand Illusion のトップに立ったのである。

グレードについて、ショーンは以下のようにコメントする。「言い切るのは難しいですね。トライしたことのある他の課題とは比べようのない極めて独特のスタイルの課題なのです。ボルダーの課題ではないですが、むしろスペインのマルガレフにあるクリス・シャーマ初登のルート、First Round, First Minute(5.15b)に似ているのではないでしょうか。その難しさに匹敵しているとは言えるでしょう」

直近に登った3課題の中でどれが最も難しいかと問われたショーンは、やはり明言できないようである。「それぞれの課題にそれどれの難しさがあるのです。White Noise は初めてのV15への挑戦でしたし、Box Therapy は山道を10kmも登ったところにあったし、また Grand Illusion は、しばらくの間やっていなかった久しぶりのエンデュランス・クライミングの課題だったのです。ですから、すべてがすべて違っていて、これが最難の課題だったとは言い切れないのです。でも、完登した課題をノートに書き込んでいくのにはワクワクしましたね。自分が目指すべき次のレベルがよりはっきり見えてくるのですから」

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