中嶋徹、称名滝350mをフリーソロ

写真=TheNorth Face事業部 提供

2019年8月8日、中嶋徹が称名滝をフリーソロした。

8:07開始、9:45終了。登攀後、そのままブッシュ帯、泥付き壁を登り、登山道を歩いて下山(11:42)。

称名滝のフリーのグレードははっきりとは発表されていないが5.11程度とされている。しかしその困難さはグレードでは決して表せない。濡れた岩、苔、飛沫、シャワー。なによりも、常にすぐ横を落下している膨大な水流と、その轟音が精神的負荷となる。

「クライミングの核心は四段目※の2-3ピッチ目だが、今回は水量の影響で三段目の3ピッチ目の水線沿いがとても苦しかった。二段目、三段目は全体に岩が脆く、緊張した。

昨年、称名滝を登った際に、フリーソロでも登れると感じたため、リハーサルでもう一度登った後にフリーソロでトライした。これまで培ってきた経験を最大限活かした最高のクライミングを行うことができとても満足しています」

※称名滝は下から上に四段目、三段目と数える


四段目を登る中嶋徹


称名滝全景、テラスに立つ中嶋が見える 佐伯岩雄 提供


最後のオブザベーションをする中嶋

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