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野中生萌がワールドカップ・スピードで銅メダル
文=北山 真
2021年5月28日、アメリカ・ソルトレークシティで行われたスピードワールドカップ2021第1戦で、野中生萌が3位に入賞した。スピードワールドカップで日本人が表彰台に立つのは初めて。
予選を通過した日本人は女子が野中(11位)と野口啓代(15位)、男子は安川潤(12位)のみ。期待の楢﨑智亜はスタートに失敗してまさかの最下位となってしまった。
ファイナルラウンドでは野口は1/8ファイナルで敗退。安川は1/4ファイナルまで進んだがここまで。
野中は順調に駒を進めついに1/2ファイナルに達する。しかしスピード専門選手たちの壁は厚くここまで。ところがスモールファイナル(3位決定戦)で対戦相手、ポーランドのパトリツィア・フジャックがミス。さらに野中自身もスリップするが、辛くも先にトップのボードを叩くことができたのだった。
なおファイナルでインドネシアの フェドリック・レオナルドが、5秒20の男子世界記録を樹立した。
男子
1 フェドリック・レオナルド INA
2 キロマル・カティビン INA
3 マルチン・ジェニスキー POL
ーー
6 安川 潤
女子
1 アレクサンドラ・ミロスワフ POL
2 エマ・ハント USA
3 野中生萌 JPN
ーー
13 野口啓代 JPN