リードワールドカップ第4戦アルコ

文=北山 真 写真=Eddie Fowke/IFSC

7月27日、28日、クライミングワールドカップ(リード)の第4戦がイタリア、アルコで開催され、日本からは男子8名、女子6名が参加した。

女子はあいかわらず、スロベニアのヤーニャ・ガーンブレッ卜が強く、予選をただ一人両ルート完登、セミファイナルでもただ一人完登、ファイナルでは完登こそ逃したが最高到達点をマークし圧勝した。

 
ヤーニャ・ガーンブレッ卜

男子は予選で西田秀聖(15)がルート1を完登、7位という好成績で通過したが、セミファイナルでは、8名が落ちた上部核心につかまり11位となった。波田悠貴、中上太斗、清水裕登もこの場所でフォール。そんななか田中修太(18)が最上部にせまり5位という好成績でファイナルに進んだ。ファイナルで順位を上げることこそできなかったが、シャモニーの6位と合わせ年間ランキング7位となった。
ひさびさにアダム・オンドラが出場したが(9月の世界選手権に向けての様子見?)、珍しく表彰台には立てなかった。


ヤコブ・シューベルト

リザルト

女子

1 ヤーニャ・ガーンブレッ卜 SLO
2 ジェシカ・ピルツ AUT
3 アナク・ヴェルホーヴェン BEL
4 クレア・バーファインド USA
5 エレーヌ・ジャニコ FRA
6 マノン・イリー FRA
7 イェヴゲ二ヤ・カズベコバ UKR
8クリスティーヌ・シュランツ AUT
――
13 尾上 彩
16 小武芽生
23 廣重幸紀

男子

1 ヤコブ・シューベルト AUT
2 ステファノ・ギゾルフィ ITA
3 ドメン・スコフィック SLO
4 アダム・オンドラ CZE
5 田中修太
6 ザーシャ・レーマン SUI
7 アルベルト・ヒネス・ロペス ESP
8 ミン・ヒュンビン KOR
――
11 西田秀聖
14 波田悠貴
15 中上太斗
16 清水裕登
18 樋口純裕

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