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ボルダリングWC第4戦、女子は野口啓代、野中生萌がワンツー 男子はイスラエルのアレックス・ハザノフが初優勝
2018年5月14日
文=北山 真 写真=IFSC、JMSCA
5月12日、13日、中国・タイアン(泰安)でボルダリングワールドカップ第4戦が開催された。
日本人男子は大量9名が予選通過したものの、セミファイナルを通過したのは藤井快と杉本怜の2名だった。男子ファイナルは第4課題がすべてだったと言って過言ではないだろう。出だしからいきなり縦に配置されたホールドを、瞬時に両手ガストンでオポジションを決めるというトリッキーなもの。さらに最後はうって変わって両手パーミングから最終ホールドを取る。こういう変則的な課題では意外な選手が力を発揮することが多い。そして今回この課題をただひとり完登したのはイスラエルのアレックス・ハザノフ。今シーズン第2戦のモスクワでの7位が自己ベスト。そこからいきなりの優勝は本人がいちばん驚いていることだろう。
ファイナル初出場で優勝したアレックス・ハザノフ
女子は今回もヤーニャ・ガーンブレッツ、ショウナ・コクシーが不参加。前回同様、野口啓代vs野中生萌の対決となった。セミファイナルでは二人のみが全完登。ファイナルに入っても対決は続く。2課題目まで両者一撃で譲らず。勝負は第3課題で動いた。トラバースを多用するこの課題を両名とも完登するものの、野中の5アテンプトに対して野口は2。そして野中が2アテンプトした最終第4課題を野口が一撃して大会を締めくくった。
ファイナル第4課題を完登する野口啓代
リザルト
男子
1 アレックス・ハザノフ(ISR)
2 イェルネイ・クルーダー(SLO)
3 グレゴール・ヴェゾニック(SLO)
4 杉本 怜 5 藤井 快 6 チョン・ジョンウォン(KOR)
――
8 楢崎智亜
9 渡部桂太
10 高田知尭
11 藤脇祐二
15 石松大晟
18 緒方良行
19 村井隆一
女子
1 野口啓代
2 野中生萌
3 ファニー・ジベール(FRA)
4 スターシャ・ゲヨ(SRB)
5 ヨハンナ・フェアバー(AUT)
6 カイラ・コンディ(USA)
――
9 倉菜々子
11 小武芽生、加島智子
13 伊藤ふたば
15 杉村紗恵子
19 尾上 彩
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