ズバリ解決！マル秘トレーニング Vol.2（5）
オーバーハングした壁を登るときは、正対登りよりも、ひねり・ねじり系の技を使ったほうが力をセーブでき、悪いホールドも保持しやすくなります。しかも、この技のセオリーはとても簡単。右手を動かしたいなら左を向くように体をひねって右腰を壁に近づけ、左手を動かしたいなら右を向くように体をひねって左腰を壁に近づければいいのです。 とはいえ、セオリーは簡単でも実行するのはやさしくありません。特に、登りながら「えーっと、右手だからどっちにひねるんだったっけ?」などと壁のなかで考えるようではダメ。そこで、この動きをわかりやすくしたのが「クライミング体操」です。
①平らな場所に立ち、両手と両ひざを軽く曲げます。 ②次に左手を引き付け、右手を高く伸ばしながら体を左にひねります。 ③足も伸び上がりながら、右の拇指球でタバコの火を踏み消すように足裏をひねります。
これを左手20回くらい繰り返すのです。登る前に軽く汗ばむ程度にやるだけで、ひねりのイメージがだんだん体に染み込んでいきます。
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