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アジア選手権2018、鳥取・倉吉で開催
文=北山 真 写真=安井宏晴
11月7日~11日、鳥取県倉吉市でクライミングアジア選手権が開催され、予想通り日本人選手がほとんどのカテゴリーにおいて上位を独占することとなった。ほかに上位に入る国はといえば、まず韓国というのがこれまでのアジア選手権であったが、今回は中国も活躍した。
ボルダリング女子ファイナルは興味深い結果となった。伊藤ふたばを筆頭に若手が、野口・野中を押さえ表彰台を独占したのだ。
スピードに関してはまだまだの日本人選手であるが、野中生萌が日本人女子最速の8秒758で6位に入賞したのは特筆ものであろう。肩の調子がいまひとつのため、10日のリード競技をキャンセルして翌日のコンバインドにそなえた野中、コンバインドのスピードではさらに記録を短縮し(8秒574)、ボルダーでも2位につけたが、リードで5位となり総合2位であった。
圧巻が野口啓代のコンバイドだった。苦手なスピードを4位というまずまずの成績でスタート。そしてボルダー、リードとも1位となり圧勝した。
コンバインド男子は、それぞれのカテゴリーのトップが分かれ接戦となったが、ボルダリングで1位となった楢崎明智がスピード、リードで2位となり優勝した。
ボルダリング男女表彰台
ボルダリング競技会場
リード男女表彰台
リード競技会場
ボルダリング男子
1 楢崎明智
2 渡部桂太
3 パン・ユーフェイ(CHN)
4 藤井 快
5 杉本 怜
6 チェクヘイ・ホー(HKG)
ボルダリング女子
1 伊藤ふたば
2 倉 菜々子
3 菊池咲希
4 野中生萌
5 野口啓代
6 エラン・レカビ(IRI)
リード男子
1 藤井 快
2 西田秀聖
3 高田知尭
4 パン・ユーフェイ(CHN)
5 緒方良行
6 楢崎明智
7 樋口純裕
8 チュー・ハイビン(CHN)
リード女子
1 キム・ジャイン(KOR)
2 野口啓代
3 小武芽生
4 平野夏海
5 栗田湖有
6 サ・ソル(KOR)
7 リン・シウジュ(TPE)
8 野中生萌(棄権)
コンバインド男子
1 楢﨑明智 スピード2位、ボルダー1位、リード2位
2 杉本 怜 スピード1位、ボルダー2位、リード4位
3 パン・ユーフェイ(CHN)スピード4位、ボルダー5位、リード1位
4 藤井 快 スピード5位、ボルダー3位、リード3位
5 チャン・チェウンチ(HKG)スピード3位、ボルダー6位、リード5位
6 高田知尭 スピード6位、ボルダー4位、リード6位
コンバインド女子
1 野口啓代 スピード4位、ボルダ-1位、リード1位
2 野中 生萌 スピード1位、ボルダ-2位、リード5位
3 伊藤 ふたば スピード3位、ボルダー3位、リード2位
4 サ・ソル(KOR)スピード2位、ボルダー5位、リード3位
5 キム・ジャイン(KOR)スピード5位、ボルダー6位、リード4位
6 エラン・レカビ(IRI)スピード6位、ボルダー4位、リード6位