クライミング(ボルダリング)の基本姿勢とムーブ

課題のグレードが上がってくると、ただホールドをつかむだけでは登るのが難しくなってきます。落ちないようにしがみついているだけで、腕がパンパンに張って握力がなくなってしまい(これを「パンプする」といいます)、やがて絶えきれず落下してしまうことも。
 
ここでは、なるべく疲れない姿勢を教わり、効率のいい登り方を考えてみましょう。

基本姿勢

 


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    体が壁から離れ、腕が曲がった状態でいると腕の負担が大きく、すぐにパンプしてしまう。


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    脚を深く曲げ、腕を伸ばした状態だと力をセーブでき、長い間ぶら下がれる。この状態でムーブを考え、腕を曲げる時間をなるべく短くするようにして、サッと次のホールドをつかむといい。

 

 

MEMO チョークは何のために使うの?

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手に汗をかくと、ホールドをつかんだときに滑りやすくなります(「ヌメる」という)。そこで、汗を吸い取り、滑りづらくするために使うのがチョーク。また、チョークには皮膚を保護する役目もあります。炭酸マグネシウムという、体に無害の物質で、固形、チャンク(固形チョークを砕いたもの)、粉、液体など、さまざまな形状があります。初心者は手になじませるのが簡単な粉がおすすめ。ジムでは粉が飛び散らないように、写真のようなボールに入った粉チョークを使いましょう。

 

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