ボルダリングジャパンカップ2015全課題解説(1)
今回のキョーリン製薬グループ協賛で開催されたボルダリングジャパンカップ2015の課題は難度、内容、見栄え、どれをとってもほんとうに素晴らしいものだった。後世のためにこれを記録しておくことは、大いに意味があると思い筆を取った。ボリュームの関係でセミファイナルとファイナルに限らせてもらう。(解説=小澤信太 写真=山本浩明)
写真②:女子第一課題 出だしのランジ
写真③:女子第一課題 クリンプの続く上部
まるで大木が絡み合うかのようなホールドへのダイノが目を引く課題。上部では非常にかかりの悪いクリンプが連続的に配置され、手順に悩む選手も多く見られた。終了点ホールドも威圧感があり、向きも悪かったため、終了点タッチでフォールした選手も数人いた。手数こそ少ないが、そこにはセッターが込めた隠し味がしっかりといきていた。


写真①:女子第二課題 出だし
写真②:女子第二課題 中間部
垂壁でのコーディネーション能力が試される課題。フットホールドがとても大きく、そのフットホールドに乗り込むことで先のハリボテに届くように見えるが、女子のリーチでは微妙に届かない位置にハリボテが設置されていて、勢いよくランジをしないと進むことができない。ボーナスホールドから終了点への一連は岩場の要素が非常に強く、テクニカルな要素とパワーの双方が必要であった。