ボルダリングジャパンカップ2015全課題解説(2)

写真:幻の女子第三課題
今春より発売されるSNT Strucrureの協賛ホールドによって構成された課題。もっとも傾斜の強い壁に保持力を要するホールドが散りばめられていた。一手目のピンチホールドのホールディングに多くの選手が悩まされていた。北米でのワールドカップでよく見るような課題のタイプで、パワーと保持の真っ向勝負課題であった。


写真①:女子第四課題 運命のスラブ
写真②:女子第四課題 完登の瞬間
スタートの体制に入るために多くの選手が悩んでいた課題。設定はハリボテへのランニングジャンプ。距離はないが、止め先のホールドが抜けやすい方向を向いていたため、止まりそうでなかなか止まらないダイノ。止まらないことにより、ますます焦り、余計止まらなくなる。ダイノの能力がキーのようだが、メンタルの要素が完登へのキーとなったようだ。