ボルダリングジャパンカップ2015全課題解説(3)

写真:男子第一課題 ここから遠い最終ホールドへランジ
真っ向ピンチ保持課題。スタートからボーナスへの一連はピンチの保持力とフットワークが非常に大切でどちらもおろそかにすることはできないムーブの連続であった。距離を出しながら、ボーナスホールドのガストンを抑えるムーブは強度が高かった。終了点のシェイプがわからないことにより、慎重に距離を出す選手が多かった。

写真:男子第二課題 中間部
ハリボテを二個合わせた巨大スタートであったが保持できるポイントはたった一箇所のピンチ。このホールディングがバッチリ決まらないと一手目が止まらない。2手目は距離を出す1手目とは対照的にニーバーを決め、とても向きの悪いボリュームを抑え込まなければならなかった。ボリュームを保持してからも繊細なフットワークが要求され、総合力の試される課題であった。