ボルダリングジャパンカップ2015全課題解説(5)
写真②:女子第一課題 出だしのランジ
写真③:女子第一課題 中間部
非常に不安定なポジションからシェイプのわかりにくいホールドへのダイノが印象的な課題。離陸しやすいポジションと飛ぶためのポディションが全く異なっており、離陸した瞬間には「これは飛べるのか?」と選手は自問したことだろう。距離感、ホールドの選択のどちらもよく考えられていた課題に見えた。

写真:女子第二課題 全景
国産メーカー、アンダーブルーの真ん丸ボリュームをメインに構成された課題。この手のボリュームはコンディションによってフリクションが大きく変化する傾向にあるので、課題の設定が非常に難しくなる。緩傾斜でのスローパーを地味に押さえる課題だったので盛り上がりに欠けた感はあったが、課題の内容としては「よく整っているな」という印象的を受けた。