ボルダリングワールドカップ第3戦アメリカ・ソルトレイクシティー

文=北山真 写真=IFSC

ボルダリングワールドカップ第3戦は2022年5月21、22日、アメリカ・ソルトレイクシティーで開催された。

女子決勝は地元アメリカ勢のナタリア・グロスマンとブルック・ラブトゥの争いとなったがやはりナタリアが制した。野中生萌が第4課題で圧巻のパフォーマンスを見せ一撃し3位、今期初の表彰台となった。伊藤ふたばは9位だった。


決勝第4課題を一撃する野中生萌

男子準決勝ではヤコブ・シューベルトが圧倒的な強さで全完登。我が国のツートップ楢﨑智亜、藤井快がまさかの準決勝落ちとなった。

決勝に進んだのは緒方良行と川又玲瑛(18)。しかし準決勝6位通過のフランスの若手メジディ・シャルクがプレッシャーのない勢いで4完登。同じく4完登の緒方にアテンプト2の差で優勝した。ヨーロッパユースでは何度も優勝しているメジディだがワールドカップでは初めて。川又は冷静に完登を重ね3位に。ワールドカップ初の表彰台となった。


僅差で2位となった緒方良行


みごと3位となった川又玲瑛

男子

1 メジディ・シャルク FRA 4t4z 9 6
2 緒方良行 JPN 4t4z 11 10
3 川又玲瑛 JPN 3t4z 14 12
4 ニコライ・
ウシュニック
AUT 2t3z 8 10
5 ヤニック・フロヘー GER 1t4z 1 10
6 ヤコブ・シューベルト AUT 1t2z 1 6

 

女子

1 ナタリア・グロスマン USA 4t4z 9 9
2 ブルック・ラブトゥ USA 3t4z 5 14
3 野中生萌 JPN 3t4z 9 18
4 ジェシカ・ピルツ AUT 3t4z 16 19
5 フランツィスカ・
シュテアラー
AUT 1t3z 1 7
6 カミラ・モロニ ITA 1t3z 2 21

 

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