クラッククライミングを学びたい人へ、動画「ワイドボーイズのクラックスクール」➀

クライミングの技術書を読んでみたが、なかなか具体的なイメージをつかみにくい。。。そんなときは、動画の助けを借りてみてはどうだろうか。

先日発売された邦訳『ピート・ウィタカーのクラッククライミング』の著者であるピート・ウィタカーは、原書の刊行(2019年秋)後、『Need to learn how to crack climb? / The full Wide Boyz Crack School series』という動画シリーズをYoutube上に公開し、そのノウハウを紹介している。

本書を読み進める際の副教材としてこれらの動画を利用すれば、動きをより具体的にイメージしたり、理解度を確認するのに役立つかもしれない。

この動画シリーズでは、ハンドジャム、シンハンド、フィストジャムからフットジャム、オフウィズスまで、それぞれの技術に対するワンポイントアドバイスがコンパクトにまとめられている。本書の各章の冒頭で語られるような基本事項が簡潔に解説されているので、全編英語ではあるが比較的、意味を汲み取りやすいのではないかと思う。

今回は、ピートの相棒トム・ランドールが講師役で実演しながら「フィストジャムの基本のキ」を解説する◆How to Fist Jamming(Perfect sized Fist Jamming)を紹介したい(以下、要約:中嶋渉)。

1.イントロ(~0:30)
フィストジャムを決めるときのポイントは2つ、「拳の決め方」と「拳の向きと動かし方」。

2.拳の決め方(0:30~1:35)
クラックに手を入れた状態で、4本指を手のひらへ向けて巻き込み、その上から親指を被せる。このとき、小指には特に力を入れるのがコツ。

3.拳の向きと動かし方(1:35~2:15)
先行する手は手のひらを下に(順手)、後続する手は手のひらを上に(逆手)する。先行する手はできるだけ上にジャムを決めて、肘が伸びるようにするとレストやギアのセットがしやすくなる。

4.アドバイス(2:15~)
フィストジャムは効く感触がわかりにくいという声もあるが、実際ジャムの効きは非常に強固なので、練習あるのみ!

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