ジムの看板スタッフにインタビュー①「エッジアンドソファー クライムワンダーランド伊那」

高橋達夫=文

 

人気ジムの看板スタッフをご紹介する新連載。今回は「エッジアンドソファー クライムワンダーランド伊那」(長野県)より、三森里子さんをご紹介します。

Q ジムで働きはじめたきっかけは?

A 「パンプ1号店」で2年働いた後、平山ユージさんのジム「ClimbParkBaseCamp入間店」で6年7カ月働き、インストラクション、コンペの運営、バイヤー、そして自身の岩の経験をたくさん積ませてもらいました。

そして、退職するタイミングで現在のジムのお話をいただき、リード館にするということで、二つ返事で長野に移住してきました。

御岳にて。元々は地元の関東エリアでクライミングを楽しむことが多かった

Q ジムのおすすめポイント、裏話などありましたらお願いします

A クライムワンダーランド伊那の裏テーマが「Slow Life」なんですが、とにかく空間の心地よさにほっとしてほしいです。本気で登りながらも、そのほかの時間はゆっくりとリラックスしてください。

内装はほとんど自分たちの手で頑張ったので、隅々まで見てほしいです! 川から流木を拾ってきて、洗って干して……。灼熱の夏にかなり大変でした(笑)。あと、トップロープ専用壁に施したペイントも二日かけて描いたので、ルートを登ったら映えスポットとして写真を撮って帰ってください!

そしてなにより、すばらしい秀逸なルートの数々にドキドキワクワクし、自分自身と向き合う時間を存分に味わっていただけたら嬉しいです。田舎なので、外に出ればのどかな風景で癒やされるし、伊那の美味しいものもたくさんあるので、聞いていただければおすすめのお店をお教えます。

スタッフが手作りした内装。拾ってきた流木がいいアクセントになっています

Q ジムの感染症対策など教えて下さい

A お客様には、下記事項をお願いしています。

マスクの着用、こまめな手洗い・消毒、マイタオルの持参、食事禁止、水分補給の時はしゃべらない、ソーシャルディスタンスの確保、全てのゴミの持ち帰りなど。

Q クライミングが上手くなるためのアドバイスをお願いします。

A とにかく考えること。どうして登れないのか、どうして登れたのか、他の人と違うことは何なのか。そして登るときは考えすぎず、自分の体を隅々まで感じながら登ること。そして一番は楽しむことだと思います!

休日には、気の合う友人たちとクライミングへ

Q 愛用しているクライミンググッズやブランドを教えてください

A クライミングシューズは「スポルティバ セオリーウーマン」、「スポルティバ ソリューションウーマン」の2足。

ウェアは「ストーンバム(エッジアンドソファー オリジナルレーベル)」、「オーサムクライミングイクイップメント」、「ザ・ノース・フェイス」。愛用チョークバッグは「アイキャンディ」です。

愛用ギア一覧! クライミングシューズにペインティングをするのも、趣味のひとつ

Q クライミング界に望むことは?

A ボルダリングはかなり浸透してきたけれど、やはりリードクライミングは敷居が高いと思われているのを感じます。実際は反対で、しっかりと講習を受ければ安全に、老若男女誰でも、そして何歳になっても続けられます

今後のクライミング界の伸び代だと思っているので、もっといろんな方に、ボルダリングだけでなくいろいろなクライミングを知ってほしい! インドアのボルダリング・ルートを始め、アウトドアのクライミング、マルチやクラックも……。新たな楽しさ、面白さ、いろんな自分に出会えると思います。

まだまだコロナ禍ではありますが、クライミングジムが活気を失わずに、もっと気軽に楽しめるアクティビティになると嬉しいです。

小川山にてリードクライミング中

三森さん、ありがとうございました! 次回は「Dボルダリング綱島店」の田中さん、伊藤さんにお話を伺います。

エッジアンドソファー クライムワンダーランド伊那

広大な空間を贅沢に使ったリードクライミングジム。クライマーが一日をのんびり過ごせる居心地の良さを心掛けて設計した、まさにクライマーのためのワンダーランド。三森さんをはじめとしたスタッフが手をかけた内装、トップロープ専用壁に施したペイントなどは要チェック!

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