ジョシュア・イバートソン(18)、英国最難のRainman 5.15bを第3登

gripped.com 訳=羽鎌田学

5月にエデール・ロンバにより第2登されたばかりの、ノースヨークシャー州マラム・コーブのRainman(5.15b/9b)を6月3日、ジョシュア・イバートソンが第3再登に成功した。この今年18才の若きクライマーは、昨年には英国高難度スポートルートを複数RPし、今勢いに乗っている。

昨年17才の夏8月には、マラムに近いキルンジーの岩場で5.14d(9a)のNorthern Lightsを、10月にはマラムでやはり5.14d(9a)のBatmanを登っている。彼がクライミングを始めたのは、幼い頃。両親ともクライマーで、その影響だった。昨年、Northern Lightsをスティーブ・マクルーア、アダム・オンドラ、アレックス・メゴス、ウィリアム・ボジに次いで第5登した際に、彼は以下のようにコメントしている。「ベン・ムーンがボルトを打ち、そしてスティーブ・マクルーアが初登した歴史的なルートを登ることができて、とても光栄です。何週間か前に終了点目前でフォールした日以来、壁が濡れだして、ほぼ壁の状態との闘いのようでした。今日は風が強かったので、ルートの最初のパートも程よく乾き、残りのパートを濡れた手で登る羽目にならずに済んで、無事に終了点にクリップすることができました」

 
 
 
 
 
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Batman 9a/+を登るジョシュア・イバートソン

今回彼が登った英国最難スポートルートと見なされているRainmanは、5.14d(9a)のRainshadowの核心をこなした後に、前述のBatmanに入り、そして最後は5.14b(8c)のBat Routeで終わるというリンクルートである。スティーブ・マクルーアは2017年の初登成功まで128日間、この5月に第2登したエデール・ロンバは46日間を要している。ジョシュアはRainshadowは既に2年前16才の時に登り、昨年Batmanを登った以上、Rainmanが次のターゲットとなることは明白であった。3月初旬を皮切りに、春の間継続的にトライを重ね、6月の初めに再登に成功したことになる。

アダム・オンドラも、2017年、Silence(5.15d)初登直後にマラムに立ち寄り、Rainmanにトライしたが、充分な時間がなく、RPすることなく帰国した。

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