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ピート・ウィタカー、Recovery Drink 5.14c~を第3登
文=北山 真
ワイド・ボーイズのピート・ウィタカーが8月14日、ノルウェー、ヨーシングフィヨルド、プロフィールウォールの世界最難のクラック、Recovery Drinkを第3登した。数年にわたり、のべ12か月の滞在の末の完登であった。
2013年にベルギーのニコラ・ファブレスが5週間のトライで初登したこのRecovery Drink、昨年8月ドイツのダニエル・ユングが再登した。ウィタカーの初トライは2015年のことで、昨年はトム・ランドールとともに3回訪れたが、完登には至らなかった。核心のダブルクラックの部分は新しいシークエンスで切り抜けたとのこと。
グレードについてユングは「僕はクラックのスペシャリストではないから」と明言を避けたが、今回のウィタカーはまさにスペシャリスト。現在のところは残念ながらはっきりとしたグレードは発表されていないが、これまでの膨大なトライがそれを物語っているだろう。
写真=Mike Hutton
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