ウィル・ボシ、Spots of Time(9A/V17)再登

gripped.com
訳=羽鎌田学

2024年10月19日、ウィル・ボシがエイダン・ロバーツ初登のSpots of Timeの第2登に成功した。

以前はヘルヴェリン・プロジェクトとして知られていた、クリンプ中心のフィンガリーなこの課題が設定されているボルダーは、イギリスのレイク・ディストリクト(湖水地方)のスワール・クラッグスにある。そのエリアがイングランド第3位の高さを誇るヘルヴェリン山(950m)の近くにあるので、ヘルヴェリン・プロジェクトと呼ばれていた。

エイダン・ロバーツは、今年の2月にSpots of Timeを初登したものの、すぐにはグレードについて言及せず、3ヵ月後の5月になって9Aと公表している。

ウィルは、10月中旬に、この課題の5回目のセッションの様子を動画にして彼のYouTubeチャンネルにアップした。そのセッションでは、すべてのムーブを個別にこなすことに成功し、またエイダンとは若干異なる方法ではあったが、いくつかのムーブをリンクさせることにも成功し、素晴らしい成果を挙げていた。

「画期的なセッションでした。まず、最後のムーブをようやく決めることができ、次に、中間部で(エイダンが使っていた)中継ホールドをスキップしてロング・ムーブを選択しました」と、ウィルはその時のセッションについてインスタで語っていた。「いよいよ、すべてがうまくまとまってきたように感じています!」

Spots of Timeの完登によって、ウィル・ボシは9A/V17課題を4本登ったことになる。

2022年10月、彼はショーン・ラブトゥ初登のAlphane(スイス、キロニコ)をエイダン・ロバーツに続いて第3登。Alphaneは、彼にとって、1本目の9A/V17課題となった。それから半年も経たないうちに、2023年の4月には、ナーレ・フッカタイバルのBurden
of Dreams(フィンランド、ラップノール)を第2登し、2本目の9A/V17課題をゲット。そして今年2024年2月には、米国ネバダ州レッドロックスでダニエル・ウッズ初登のReturn of the Sleepwalkerをやはり第2登し、3本目の9A/V17課題をゲットしていた。

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